(出典:有隣堂)
高校の部活や大学のサークルなどでよく耳にする「軽音楽」という言葉。
軽音楽という言葉があるくらいだからその逆の重音楽という言葉もあるのでしょうか??
そもそも軽音楽とはどういった音楽を意味しているのでしょうか??
今となっては当たり前のように使われている軽音楽という言葉の意味に迫ります。
目次
軽音楽って?
部活やサークルでよく使われてるイメージのあるこの言葉。
この音楽の前についている「軽」の意味は、文字通り「軽い」という意味のようです。
この軽いというのは「気軽に」という軽いの意味で使われています。
ようするに、「気軽に聞ける音楽」「気軽にできる音楽」などといった感じです。
そう言われてみれば、確かに気軽に楽しく、みんなでワイワイしながら音楽を楽しむというイメージは軽音楽にはあります。
なので特に演奏する楽器を指定してつくられた言葉ではありません。
学校の部活やサークルなどでよく使われている理由の一つとしては、ブラスバンドなどとの区別をつけるためというのがあるようです。
ちなみにブラスバンドというのは、一般的に金管楽器と打楽器で成り立っている音楽を意味しています。
たまに、吹奏楽と一緒じゃないの?
と思われている方がいますが少し違います。
吹奏楽は、文字通り吹くオーケストラを意味しているので、原則として弦楽器は省かれています(息をふいて奏でる楽器ではない為)。
しかし、こうして改めて見直してみると、本当に色々なジャンルがありますよね。
重音楽はあるの?
軽い音楽があるなら重い音楽もあるんじゃない??
そう思われた方も多いと思います。
では実際、重音楽という言葉はあるのかといえば、「あるようでない」といった感じです。
軽音楽は、クラシック以外の音楽全般を意味する言葉でもあるようなので、それを考えるとクラシック=重音楽ということになります。
一部ではそのように解釈されているようですが、実際にこういった意味で重音楽という言葉を使っている人はほとんどいないと思います。
また、メタルやハードロックなどのヘビーな音楽全般という意味で、重音楽を使われている方もいます。
それと同様に、ベースなどの重低音を多用した音楽にも使われている方もいます。
確かにゴリゴリのハードロックなどの音楽は、軽音楽という言葉が当てはまらないような感じもします。
このように、一部の人の中で重音楽という言葉は使われていますが、実際にこのような言葉はないというのが正しいところです。
造語のような感じというか、少なくとも一般的には認められていない言葉です。
しかし、一部の人は使っている。
最初に説明した「あるようでない」というのはこういった意味です。
まとめ
軽音楽と重音楽についてなんとなくは理解していただけたかと思いますが、簡単にまとめると、
「軽音楽」
クラシック以外の気軽に聞ける音楽。
「重音楽」
軽音楽と対象という意味で使っている人はいるが、世間的には認められていない言葉。
といった感じです。