アシメ。今となっては当たり前のように世に定着している髪型。
先に断っておきたいのだが、剛がアシメの第一人者だという確証はない。そういった噂はあるが、あくまで噂の範囲だと思う。一番始めにした人物は正直分からない。
しかし、流行らせたのは間違いなく剛。剛がアシメをしていなかったらこの髪型がこれ程世に浸透することはおそらくなかっただろう。
目次
アシンメトリーは髪型で使う言葉
もはや説明などいらないだろうが、アシンメトリーとは左右非対称を意味する言葉である。
なので別に髪型だけで使われる言葉ではない。しかし、この言葉を聞いて最初に連想されるのは大半の方が髪型だろう。使う人ももちろんいるだろうが、髪型以外では基本使われない言葉だと思う。
左右非対称のデザインの服を見つけて、あのアシメの服いいね!まず言わない。
店員からも聞いたことがない。左右で違うデザインになってるんですよ〜。こう説明する。
しかし、美容室の人はどうだろう。
軽くアシメにしときますか?当然のようにアシメという言葉を使ってくる。
左右で違う長さにしてみてはどうですか?とは言わない。
ヘアーカタログなどを見ても、髪の長さやスタイルによって、ショートアシメ、ボブアシメ、ツーブロックアシメなど、様々なアシメがとびかっている。
もはや髪型のためにある言葉といっていいと思う。
剛のアシンメトリー
剛がアシメスタイルにしたのがおそらく2004年頃。
今となっては当たり前となったヘアースタイルだが、当時はこの髪型にみんなが受けた衝撃はかなりのものだった。
なにこれ。かっこよすぎる。俺もこの髪型にしたい。そうして徐々にアシメ人口が増えていき、今日に至るというわけだ。
当時のアシメスタイルの剛がこれら。
改めて見ても本人にカッコイイ。影響されるには十分すぎる。
現に、この頃の剛が一番好きというファンは多い。
剛がアシンメトリーを辞めた理由
頻繁に髪型を変えている剛。
だから理由などあってないような気もするが、一応あるようだ。
それは、みんながやり始めたから。
なるほど。他ならぬKinKi Kidsの堂本剛だからこそ納得する理由だ。
剛は決してファッションリーダーではないと思う。
他の人が真似しないような、だいたんで個性的なファッションが多い。
真似しないというか、真似できないといった方が正しいのかもしれない。あのファッションや髪型は、剛だからこそ成立している気がする。
モデルのような人がやるならまだ受け入れられるかもしれないが、普通の人にとってはかなりハードルが高い。勇気を出してチャレンジしても、変な人と見られる可能性が失礼ながら高いと思う。
私は、剛に憧れて似たようなファッションをしている人を何人か見てきた。その結論がそうだ。
堂本剛軍団という芸人の集団をご存知だろうか?彼らを見てもらえたら分かると思う。オシャレ!似合ってる!そういう言葉はおそらく出てこない。そう、出てくるのは個性的という言葉。
その中で、多くの人に真似したいと思わせたのが、アシメ。
だからこれは非常に珍しいことなのだ。剛本人もまさかこれ程流行るとは予想していなかっただろう。
しかし、このやめた理由をみても、いかに人とかぶるのが嫌なのだというのがよく分かる。なので、もう今後剛がアシメに戻すことは二度とないだろう。