(出典:毎日新聞)
星野源と新垣結衣の結婚報道からそれなりの月日が経過したものの、世間ではまだガッキーショックから立ち直れない人が大勢いるらしい。
そんな星野源に関する記事やニュースでは、普通の男性、普通の見た目といった"普通"という言葉がよく使われている。
これはかなり誤解を招く使い方がされてるんじゃないか?
もしかしたら日本男性のこれからを左右しかねない非常にマズい自体かもしれない。
なぜこんなことになってしまったのか。私なりの考えを説明していこうと思う。
目次
星野源の人気
なんでこんなに人気があるの?
正直思ったことがある人も多いんじゃないかなと。
見た目も普通なら曲も普通。なんでこの人がシンガーソングライター界のトップなのかって。
いきなりファンを逆撫でする入りになってしまっけど、売れた経緯を知らない人などにとってはそういった印象を抱く人も多いらしい。
その辺の音楽的才能やらに関しては今回は割愛するが、とにかく昔の時代の空気感を再現した星野源の音楽は多くの人に刺さった。
この場合における星野源の"普通"の使われ方は実はかなり特殊。
まずはそこから順に説明していこうと思う。
普通のアーティスト
そもそも普通ってなんだろう?
特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。
(出典:goo辞典)
人によって考え方は様々だろうが、これが一般的な普通の意味。一言で言い換えると「平均」といったところだろうか。
では普通のバンドや普通のシンガーソングライターと聞いてどんなアーティストを想像しますか?
おそらくバンドならMr.Childrenやスピッツ、シンガーソングライターなら星野源やあいみょんの名前が頭に浮かんだりするんじゃないでしょうか?
そう、この業界での普通はぶっ壊れてるんですよ。一般的な普通の意味に当てはまらない超一流アーティストの名前を想像してしまうんです。
もちろん知らないからという理由も大きいだろうけど、そのくらいアーティストというのは色が強くどこか尖ってる傾向が強い。ゆえに普通と聞くと消去法のような感覚で王道路線のアーティストを選んでしまいがちなのだ。
これはドラえもんののび太のクラスで一番普通の人物が出来杉君と言ってるようなもので、本来の意味を考えるならマニアしか知らないようなモブキャラが候補にあがるはず。
この場合の普通を意味にするなら「最も非の打ち所がない」といった所だろうか。一言で言うなら"まとも"とか。
それを頭にいれていただいた状態で次に進んでいただきたい。
婚活女子が定義する普通の男性
まだ記憶に新しい人も多いと思うが、朝のニュースでもやっていたこの婚活女子が定義する普通の男性像を見た時に恐怖を感じた。
内容は割愛するが、どう見てもあれは普通ではない。どちらかというと理想に近い。
お前達は野原ひろしを普通のサラリーマンと定義してしまった過去の経験を全然活かせていない。
当時ならバブルもあったしまだ納得はできるけど今は令和だ。ひろしのスペックはもう普通に考えて普通ではない。
まぁ年収や学歴の話は一旦置いておくとして、今回は見た目の話。婚活女子が定義する普通の男性のプロフィール写真には星野源が使われていた。
ここまで読んでいただいたあなたにはもう言いたい事がなんとなく伝わっているだろう。
まさか私の知らない所で日本のルックス偏差値が急上昇したってこともあるまい。
どうやら普通のバンドや普通の音楽と同じ意味の流れで見た目にも普通という言葉が使われてしまったらしい。
㊗️本日1月28日は…
我らが平匡さんこと
星野源さんの40歳のお誕生日!\🎂おめでとうございます🎂/#星野源#HAPPYBIRTHDAY#生誕祭#逃げ恥新春スペシャル #DVD4月9日発売#ムフフな特典 pic.twitter.com/ufeX6jQ680
— 【公式】TBS「逃げるは恥だが役に立つ」新春スペシャル!DVD&BluRay 4月9日発売決定🌟 (@nigehaji_tbs) January 28, 2021
もう40代のおじさんなんだぜ?
でもこんな放送があると、このスペックが平均なんだ、当たり前なんだと世の女性に思われても仕方ないじゃないですか。一般的な普通の意味はそうなんだから。
30代や40代の未婚男性はきっと画面越しに震えたと思うよ。
星野源は国民的なアーティストだし、使われ方としては無理もない流れなのかもしれないけどね。
「普通」には非の打ち所がないという場合にも使われているということをどうか頭の隅の方にでもいれておいてほしい。
ではまた、ナークでした。