(出典:Real Sound)
マジで前代未聞すぎる。
考えついても普通やるか?
ホルモンことマキシマムザホルモンが開始したこのアーティストのフランチャイズ制。
今回はこのホルモンらしいぶっとんだアイデアについて書いていこうと思う。
目次
アーティストのフランチャイズ制とはどういうことなのか?
さて、いきなりアーティストがフランチャイズを行うといっても意味や理解に苦しむ方は多いだろう。
フランチャイズという言葉だけはおそらくほとんどの方が耳にしたことがあると思う。
馴染みが多いのは、コンビニや飲食店などのフランチャイズと思う。他にも別の意味でフランチャイズという言葉が使われることもあるが、今回の意味するフランチャイズはコンビニとかのあのフランチャイズ。
簡単に説明すると、商品やサービス、ノウハウなどを提供する代わりに、提供された方はいくらかの対価を支払う事業契約だ。
この場合におけるアーティストがフランチャイズ方に提供するものは曲。
つまりは、自分達の原曲を好きなだけ使っていいよ。その代わりいくらかのロイヤリティはもらうぜ。ってこと。
実際にロイヤリティが発生するなどの公表はないが、従来の意味を考えると多分そうだと思う。
言い換えれば、本人公認のカバーバンドのようなもの。これで著作権等を気にせず本人達の原曲を好きなだけライブで披露できるというわけだ。本人達の看板を掲げる分、聴き手のハードルも当然上がるだろうけど。
この初の試みとして、ホルモンの2号店なるものが募集されている。
これから先、他のアーティストもこのフランチャイズ制に乗っかっていくのか、非常に興味深いところである。
始めようと思ったきっかけ
人は何かを始める時、少なからずきっかけなるものが存在する。
今回のフランチャイズ制の考案者はホルモンのマキシマムザ亮君。
その始めようと思ったきっかけが、日清食品(カップヌードルコッテリーナイス)新CMのアウトサイダー広告代理人に就任したことだそうだ。
うん、結びつきがよく分からない。
この聞き馴染みのないアウトサイダー広告代理人とは、亮君が原作を担う漫画が関係しているのだが、まぁCMの企画や制作など、この新しいカップヌードルのプロモーションを担うことになったということだ。
そしてこの新商品、カップヌードルコッテリーナイスからインスピレーションを受けて、フランチャイズ制を試みたというわけだそうだ。
やっぱり結びつきがよく分からない。
しかし亮君にとっては、このカップヌードルがアーティストのフランチャイズ制を閃くきっかけとなったわけなのだ。
なんてゆうか、想像力がぶっとんでる。縦ノリで頭をふりすぎて凡人では届かない想像力の域に達したのだろうか。
このホルモンのフランチャイズである2号店が活動の拠点とする都道府県では、本家であるホルモンは5年間ライブをしない宣言をしている。
活動を邪魔しない計らいなのだろうか、これは本気度を感じる。
賛成ですか?反対ですか?
賛否両論ありそうなこのアーティストのフランチャイズ制。
私としてはどちらかといえば反対派。反対というか、上手くいかない気がする。
もし私が有名なアーティストだったとしてフランチャイズを始めても、その2号店なるアーティストが自分達よりヒットしても凹むし、ヒットしなくてもそれはそれで凹む。いくらかのロイヤリティは入るかもしれないが、そういうことじゃない気がする。
それに、どれだけ自由に原曲を使おうが本人達を超えれるとは私は思えない。
聴き手側も、やっぱり本家の方がいいってのが過半数を占める結果になると思う。
これはもしやあれかな。
カルビー商法とかいうやつかな。
美味しくないけど珍しい味のポテチを販売し、やっぱうすしおだよね!コンソメだよね!と定番の商品の売り上げをあげようとする戦略のアーティスト版。
まぁ違うんだろうけど、本人達のメリットを考えると多少こういった戦略も疑いたくもなる。
おもしろい発想だけど、聴き手側目線で考えると2号店が繁盛する確率は低いんじゃないかなーと。
しかし、これから先このアーティストのフランチャイズ制がどうなっていくのか非常に楽しみだ。