(出典:04 Limited Sazabys official website)
'00年代前半、ハイスタや10-feet、BEAT CRUSADERS、locofrankなどのメロコアがトレンドとなり、'00年代後半から昨今に至るまでバンドの形は大きく変わってきています。
サカナクション、the telephonesのサウンドはロックとクラブミュージックの境界線を越え、最近ではKANA-BOON、キュウソネコカミ、ゲスの極め乙女など、オルタナ、ジャズロック、ポップスに近いバンドもあらわれており、様々なジャンルを飛び越え、もはやカテゴライズすらし難い形になりました。
そんな現代にあらわれた「04 Limited Sazabys」の楽曲が'00年代前半のバンドを思い出すようなメロコアサウンドかつVo.gen(ヴォーカル ゲン)の放つハイトーンボイスの融合がかなりカッコイイんです。
というわけで、今回は「04 Limited Sazabys」について綴りたいと思います。
目次
「04 Limited Sazabys」とはどんなバンド?
「04 Limited Sazabys」…フォーリミテッドサザビーズ
フォーリミと呼ばれ、04LSと文字ベースで表記される日本のバンド。
'08年に名古屋にて結成される。
結成当初はバンドサポートを主体とし、活動を続けていた。
'10年に㈱LD&KのRUN RUN RUN Recordsから1stアルバム「Marking all!!!」をリリース。
その後'12年には大型ロックフェス「FREEDOM NAGOTYA」に出演。
その後もフェス、ライブ活動で露出が目立っていく。
'13年には前年と同様「FREEDOM NAGOTYA」に出演し、2ndアルバム「sonor」をリリース。
この年に初のワンマンライブとなる「sonor tour 2013 final series @ NAGOYA」を開催した。
'14年には3rdアルバム「monolith」をリリース。
この「monolith」がオリコンウィークリーランキングにて1位を獲得し、一気に人気に火が灯される。
同年、人気バンドのROTTEN GRAFFTY、FACTとの共演を果たし、さらには年末の一大フェス「COUNTDOWN JAPAN14/15」に初出演。
そして、今年'15年1月に日本コロムビアよりメジャーデビュー。
同年4月にメジャーデビュー1stアルバムとなる「CAVU」をリリースし、「CAVU tour 2015」を開催。
このツアーにはゲストバンドとして「SUPER BEAVER」「dustbox」「Northen19」「ROTTEN GRAFFTY」「TOTALFAT」などの人気バンドを迎え入れ盛大に行われた。
'15年度の野外フェスでは「京都大作戦」「RISING SUN ROCK FESTIVAL」「MONSTER baSH」などのビッグイベントにも出演し、ますます人気も上昇の一方である。
なお、今年も「COUNTDOWN JAPAN15/16」に出演が決定済みである。
「04 Limited Sazabys」のメンバー構成
(出典:04 Limited Sazabys official website)
GEN:右から二番目(ゲン:ベースボーカル)
少年のようなビジュアルから放たれる透き通ったハイトーンボイスが特徴的。
HIROKAZ:一番右(ヒロカズ:ギター)
赤髪が特徴の時に優しく時に力強いサウンドを奏でるメインギター。
RYU-TA:一番左(リュータ:ギター・コーラス)
コーラスと時に吠えるシャウトがオーディエンスを盛り上げる。
KOUHEI:左から二番目(コウヘイ:ドラム・コーラス)
'10年11月に前ドラムのUDOが脱退し、'11年1月に加入。
'00年代のメロコアといえば、Tシャツ・短パンorジーパン、VANSわっしょい的な感じでしたが、04 Limited Sazabysはポップでオシャレな感じすらする風貌。
冒頭にも述べたよう音楽のジャンルレス化に伴い、以前のメロコア世代と比べてヴィジュアル面にもジャンルレス化が目立つようになりましたね。
このようなジャンルレス化が現代の若年層のメロコアやパンクスへの固定観念の壁を壊し、広く知れ渡りやすくしたのかもしれません。
そんな04 Limited Sazabys、奏でるサウンドはかなり力強いです。
そして、ボーカルのGENのクリアな声が一層、曲を際立て、引き立てています。
では、彼らの織り成す楽曲を是非、ご視聴ください。
「04 Limited Sazabys」管理人の好きな曲3選
(出典:04 Limited Sazabys 『monolith』(Official Music Video),Youtube)
「monolith」
今の04 Limited Sazabys人気の火付け曲。
イントロから曲の厚さを押し出し、ボーカルのGENのハイトーンボイスが見事にマッチングした曲。
ライブで観客大興奮必須のブチ上がりソング
(出典:04 Limited Sazabys「Terminal」(Official Music Video),Youtube)
「Terminal」
メロコアサウンドなのに、なぜかやわらかさを感じてしまうような1曲。
世界を憂うような歌詞がサウンドにしっかり合っている少し切ない楽曲。
(出典:04 Limited Sazabys 『Lost my way』(Official Music Video),Youtube)
「Lost my way」
こちらもサウンドがカッコイイのはもちろん、歌詞にも注目していただきたい。
自分のことがよくわからなくなった、自分を見失ったといった内容。
ここにも憂いを感じる。
どうですか? 相当カッコよくないですか?
メロコアといえば厚みのある男らしいボイスが絶対合う!と思いきや、GENのクリアでハイトーンなボイスでも見事にマッチし、メロコアの強さをかき消すことなく曲が流れていきます。
'15年から大々的に人気を博し、メディアの露出も大きくなってきた04 Limited Sazabys。
今後の活動はさらに大きくなる一方だと思いますし、現在、ライブのチケットもなかなか争奪戦の模様です。
来年にかけては皆が知れ渡る存在にきっとなるに違いありません!