（出典：＠Press）
最初にFAITHの曲に出会ってから2年程になるんだけど、正直もっと売れてると思ってた。株や仮想通貨に例えるなら出会った段階で買ってた。
もちろん若くしてメジャーデビューも果たしてるから売れてるに入るんだろうけど、出会った時の期待はそれ以上だった。
それ程非の打ち所がない印象だったんですよ。確かに音楽は好みだし、モデル事務所顔負けのメンバーが鼻についた人もいるでしょう。
でも諸々差し引いてもこの若さでこの完成度はすげえなって。今回はそんなFAITHについて書いていこうと思う。
目次
長野県伊那市出身
都会感溢れるフェイス（顔）とは裏腹に伊那市出身の5人組バンドであるFAITH。
結成したのは2015年で当時のメンバーは全員高校生。
高校生の時に組んだバンドなんてさ、メンバーが好きなバンドの曲をコピーして自己満で終了、そして解散みたいなのが大半だと思うんですよ。
そしてメンバーに1人くらいは上手いやつがいて、解散後はそいつだけが音楽を続けて別のバンドを組んだり個人で活動したりみたいな。
高校生の頃からオリジナルをやったりしてるのって小さい頃から楽器に触れてるソロ活動者が大半だと思うし、高校生の段階でバンドとして結果を出すというのはかなりハードルが高いと思う。
しかしFAITHは違った。
10代が集まるイベントではあるが、ファイナリストに残ったり賞を受賞したりと着々と結果を残し、ライブ会場限定で販売した1st Mini Albumである「2×3 BORDER」も初回分は即日完売。
結成してからわずか1、2年で結果を残す好スタートをきり、2020年に見事メジャーデビューを果たし1st Full Albumである「Capture it」をリリースする。
オシャレバンド
オシャレバンドなんていうジャンルがあるか分からないけど、パッとみたFAITHの印象がそれだった。
なんだこのオシャレ陽キャリア充集団みたいなバンドは。全員モデルみたいじゃんって。事実メインヴォーカルはモデルだけどさ。
なんかAAAにSuchmosを足したみたいなさ。うーん、それはちょっと違うか。なんで出てきたか分からないけど冷静に考えたら全然違うかったわ。
男女混成5人組バンドで内3人はアメリカとのハーフでその3人は幼馴染。このメンバー構成の段階でオシャレ臭がプンプンする。
少し言葉が悪くなってきたけどさ、やっぱ嫉妬しちゃうんですよ。
男が音楽を始めるきっかけってモテたい願望が少なからずあったりすると思うんだけど、こんなクラスのイケメン美女を集めたようなバンドに出てこられるとやっぱ劣等感を感じたりするんです。
青春パンクロックに生きてきた人間や音楽で自我を保ってる人間には素直に受け入れられない壁がある感じがするんですよねなんか。
一応言っておくとこれ全部褒めてます。嘘じゃないです。
邦楽と洋楽の融合体
（出典：FAITH - Our State of Mind (Official Music Video)）
FAITHへの入口ってラジオとか広告関連の人が多いと思うんだけど、とにかく曲が良い。曲の良い悪いは確かに人によるけど、どの曲をとっても安定感がすごいというか万人受けするタイプの曲だと思う。
（出典：FAITH - Headphones (Official Music Video)）
加えてこの海外ドラマみたいなMV。最初に聴いた人は洋楽と思った人も多いと思うんだけど、邦楽と洋楽の融合体というのが自分なりにしっくりきた言葉。気に入ってタイトルにもしてしまった。
この海外のオシャレ5人組がノリノリで遊んでるかのような雰囲気。国内では珍しいタイプのMVだと思うんだけど、FAITHのメンバーだからこそ違和感なく作り上げられてるMVだと思う。
なんていうか今までいそうでいなかったタイプのバンド。こういった女性ヴォーカルのメロコアサウンドは2000年近辺では珍しくなかったが近年では逆に珍しい気がする。
きっとこれから活躍の場がより増えてくることだろう。
ではまた、ライターのナークでした。