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チル系?Lo-fi?メロウ?これらの音楽ジャンルの意味を分かりやすく説明する

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音楽のジャンルって世にどのくらいあると思いますか?

正確に当てるなんて不可能に近いんだけど、軽く4桁は超えてるわけですよ。加えてどんどん増え続けてるわけですよ。

ここ近年、プレイリストとかで"チル"やら"Lo-fi"やらの単語をよく目にしてきたけど、正直理解することから避けてたんですよね。
多分聴いてる人でもなんとなくは分かるけど説明するとなると無理みたいな人結構いると思う。

なので今回は自分への勉強も含めて、これらは一体どんな音楽を意味してるのか?を今さらながらあれこれ調べてつつ書いこうと思う。

 

目次

チル系

数年前から若者を中心に多様され出した「チル」

「chill」とは、日本語では主に「くつろぐ・落ち着く・のんびりする・まったりする・リラックスする」などの意味で用いられる英語由来の表現である。
(出典:weblio辞書

意味としてはこうらしいんだけど、何か最近の若者言葉ってフワっとしてるの多くないですか?

「チルしよ?」「それエモいね」

具体的じゃないから伝わりにくい部分も多いと思うし、何か受け入れづらかったんですよね。
便利な言葉だとは思うけど、その分語彙力が低下していきそうというか。

 

でもどうやらこれらの言葉も遡ると誕生したのは1990年代らしい。
昔からあった言葉なのにまるで知らなかった。

ちなみにチル系というジャンルが産声をあげたのが1990年にKLFというイギリスのハウスユニットがリリースした「Chill Out」という曲なのが濃厚みたい。

ハウスってのは1970年代にアメリカで誕生した音楽ジャンルの一つ。
若い頃クラブ通いしてた時は本当によく流れてた印象がある。

そのアメリカのディスコ、今で言うクラブでの激しめの音楽の間にゆったりとしたスローテンポの曲を流してたらしいんだけど、これこそが「チル」というジャンルの始まりらしい。

これがクラブで流れるハウス音楽に限定されてたジャンルかまでかは定かではないけど、少なくとも今のように幅広く使われてたジャンルではなかったと思う。

今はジャズ"チル"とかアコースティック"チル"とか本当多くに使われてますもんね。

 

なのでまとめると、スローテンポのハウス音楽がチル。ここが始まり。

そこから多様されだして、スローテンポの落ち着いた曲、ゆったりした曲全体にチルが使われていった、といった感じなんだと思う。

ちなみに「チル」と「チルアウト」は意味としては同じ。

 

メロウ

上記のチル系から派生した言葉がこのメロウ。

「mellow」とは、英語で「柔らかい」「円熟した」「穏やかな」といった意味を持つ形容詞である。
(出典:weblio辞書

意味としてはこうらしく、派生したジャンルだから意味としてはチル系ととても似ている。

もう結論から個人的な意見を言わせてもらうとですね、意味としては同じでいいと思う。

チルは「ゆったり」メロウは「まったり」

違いとしては本当この程度の違いしかない。

少し付け加えるなら、上記の意味にある通りメロウには円熟の意味もあるので、歳を重ねた大人っぽい感じ。対してチルは若者っぽい感じ。といった使い分けはあると思う。

チルウェイヴ(Chill Wave)

メロウに加えてもう一つややこしいのがこのチルウェイヴ。別名グローファイ(GLo-Fi)と呼ばれることもあるけど意味は同じ。

これもチルと非常に似ているが少し違う。

チル+ウェイヴ=チルウェイヴ

考えとしてはもちろんこうなのだが、ではこのウェイヴとは一体何なのか?

 

ウェイヴは、Vaporwave(ヴェイパーウェイヴ)というジャンルから派生したジャンルになるんだけど、これを説明すると長く難しくなるので詳しくは割愛させていただきたい。

このチルウェイヴで言うウェイヴを簡単に説明すると、踊ったり、乗れたりする要素のこと。

つまりは、

チル(ゆったり)+ウェイヴ(踊れる)=チルウェイヴ(ゆったり踊れる)

ということになる。

 

ライブとかで観客が波を表現するパフォーマンスをウェーブって言うじゃないですか?

個人的に由来はここなのかと最初は思ってたんだけど、どうやら音楽のジャンルであるwaveが由来というのが正しいっぽい。
けど、正直100%の確信をもつまで調べあげることができなかったので、由来に関してはおそらく合っている止まりにさせてほしい。

 

Lo-fi(ローファイ)

近年YouTubeやSpotifyなどのプレイリストで人気なのがこの「Lo-fi」

人間の心拍数に合わせた1分間に70~90拍子のテンポが特徴。
よれたビート、環境音やレコードノイズ、ジャズなどのサンプリングなどが主な特徴。
ヒップホップのDJやビートメイカーたちによって生み出されたインストゥルメンタルミュージックの新たな試み。

 

は?

何て言うんですかね、とにかくLo-fiに関して説明してる他の記事等は一般の人にはわかりにくい説明文が多く目立つ。

順を追って説明していく。

 

Lo-fi とは、1990年代初頭のアメリカで始まった"録音技術"で、録音環境の悪いという英語圏のスラングを意味している。

ちなみにスラングは直訳すると俗語。
「w」とか「草」、「ググる」とか「マジ?」みたいな普段のコミュニケーションで使う砕けた言葉のこと。

話を戻すとこの録音技術ってのは、ノイズなどの本来望ましくない要素を含ませる技術のこと。

レコードとか昔のラジオから流れてくるような音楽といえば伝わりやすいだろうか?

あえてこの不完全さのアナログ感を意図的に再現しているのが、Lo-fiというジャンルなのだ。

 

いかがだっただろうか?

こうして自分で調べて記事にしてみるまではなんとなくでしか分かってなかったし、正直勘違いしている部分も多かった。

この記事が少しでもこれらのジャンルの意味を知るきっかけになっていただけたのなら幸いだ。

ではまた、メロリアンでした。

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