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ほしのディスコの歌が注目されて失ったもの

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(出典:音楽ナタリー

2014年に結成したパーパー。その結成前から芸人として活動はしているが、多くの人が知ってるのはパーパーとしてのほしのディスコだろう。やはりM-1の決勝進出が大きかった。

 

そんなほしのディスコが歌という予想外な武器を手に活動の幅を広げている。

この男の喉にこんな妖精がいるなんて誰が予想できただろう。

今回はほしのディスコと歌をテーマに色々書いていけたらと思う。

目次

ほしのディスコの歌

(出典:クリープハイプ-栞/THE FIRST TAKE ほしのディスコver

やっぱ上手いわ。なんじゃこのハイトーンボイス。無理なく出してるタイプの高音。

ほしのハイプを名乗るだけある。大のクリープハイプファンらしいね。

 

妖精は確かに盛りすぎたが、最初に聴いた数秒は心をもってかれたことだろう。

カーディガン時代の元相方からの誘いで開設したこのYouTubeチャンネル。

ちなみにカーディガンはパーパー結成前に組んでいたコンビで、解散と同時に所属していた吉本興業も退社している。

 

過去を遡れば歌手志望もあったほしのディスコ。

(出典:火災保険・地震保険申請の『ミエルモの歌』 ボーカル:『ほしのディスコ(パーパー)』Ver

この歌声の影響でCMソングも担ったんだ。もう叶ったといっても過言ではないだろう。

 

(出典:M / 浜崎あゆみを歌ってみた!【ハイトーン兄弟】

即興コンビだけど、ハイトーン兄弟なるコンビも組んだほしのディスコ。ちなみに相方はにゃんこスターのスーパー3助。

一応このコンビでM-1グランプリも出場している。残念ながら2回戦敗退だったけどね。

 

まぁこのハイトーンが持ち味の歌声を武器にどんどん活躍の場を広げていってるというわけだ。

そのきっかけ作りをしたのが元相方というのもなんかいい。

 

キャラクター問題

芸人としてのほしのディスコを知ってる方ならご存知の通り、ほしのディスコは気持ち悪さで売ってる部分が大きい。特にパーパーでは。

それはどのネタを見ても明らか。

一部のファンを除き、気持ち悪くてさえない印象が強いことだろう。あいなぷぅ目線でほしのディスコを見ていたことだろう。

 

しかしその印象が歌によって覆りつつある。

好き、可愛いなどといった憧れの目線に変わりつつあるのだ。

もちろんほしのディスコのルックスは何一つ変わっていない。
演者にとって印象というのがいかに大事かというのが分かる。

 

もちろんこの歌の注目によって知名度も上がったし、新たなファンも増えたことだろう。

しかし、気持ち悪さを武器にしたネタの威力は衰えたと思う。真逆の印象がつき始めてしまったのだから必然そうなる。

また両立の難しい武器を手にしたもんだ。

でも本当に歌声による印象の変化ってすごいなと改めて思う。

さえないクラスメイトとかが飛び抜けて歌が上手かったらやっぱり印象変わるもんね。

歌ってすげえわ。

これから先の展開

ほしのディスコのハイトーンボイスは確かにすごい。しかしこれだけ注目されると、本当に歌が上手いのか?といった疑問も浮上する。

もちろん、第一線で活躍するプロに比べてると当然劣る部分は多い。

 

これ程注目が集まったのは、気持ち悪さを武器にした芸人という本業があったことによるギャップによるものと思う。

なのでもし芸人の道から本格的に歌手の道に方向転換したのなら、おそらく人気は衰退する。

みんなの目線が芸人としてではなく歌手に変わり、ハードルが上がるからだ。

 

確かにここまでのハイトーンボイスは珍しい。今まで数多くの人とカラオケに行ったけど少なくとも私は出会ったことがない。しかし、プロの世界はそんなに甘くはないのだ。

もちろんキャラクターの印象による難しさは避けられないだろうが、このまま両立していくのが正解だろう。

 

ではまた、ライターのナークでした。

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