いつどこで聞いたかは全く覚えてないんだけど、日本はタクシー料金が世界一高い国ってのを何かで覚えてて、改めて調べてみたら全くそんなことはなかった。
サイトによって多少違うランキング結果にはなってるけど、とにかく一位の国ではなかった。
たまにあるんよねこういうこと。誤って伝えたことがある人はごめんなさい。
今回はタクシーの中でカラオケができるカラオケタクシーについて色々書いていこうと思うんだけど、正直存在を知ったのは割と最近のこと。
知った時は結構衝撃だったし、個人的に興味もあったので色々調べてみました、どうぞ。
目次
カラオケタクシーについて
このカラオケタクシーなんだけど、メディアでも取り上げられたことがあるから聞いたことある程度では知ってる人は割といると思うんですよ。
でも実際どこら辺を走ってるだとか、何台存在するんだとか、どうやったら乗れるんだとかの詳しい所まで知ってる人は少ないと思う。
これね、色々調べてみたんだけどとにかく情報が少ない。
やってるのはどれも個人タクシーなんだけど、日本でカラオケタクシーをやってるのは俺だけだぜ?みたいな内容が多かった印象。
その瞬間もあったかもしれないが、実際の目撃場所もバラバラだったりするし、複数台存在すると考えていいだろう。
おそらくは数台、10台までは現存しないだろうというのが調べてみた感覚。
乗車方法に関しては、実際にカラオケタクシーをやってる人のホームページなどに連絡先が載ってたりしてるので、直接コンタクトをとって呼ぶ。これが1番現実的。というかこれしかない。
目撃情報などを辿ってノラで捕まえるのは現実的じゃないし、ぶっちゃけその時間があれば普通にカラオケ店に行く。
一度でも乗ったことがある人なら名刺をもらって電話番号が記載されていればそれを頼りに呼ぶといった感じだろう。
日本初のカラオケタクシーとは?
日本に初めてタクシーができたのは1912年。
私が調べた限りでは、日本でカラオケタクシーが産声を上げたのはその66年後の1978年。
セドリックを運転する橋本憲兎さんがハンドルを握るカラオケタクシーだ。
この当時はかなり話題になったらしく、橋本さんはタクシー運転手役で映画に出たり、数多くのメディアで取り上げられたらしい。
そんなに早くからあったのかと個人的には意外だった。
ちなみに、1998年にJASRACから日本で最初に正式に承認を受けたカラオケタクシーというのがある。
この山崎敏夫さんがハンドルを握るカラオケタクシーを日本初のカラオケタクシーだと認識してる人はおそらく多い。
カラオケタクシーの中では知名度はかなり高いし、何より"日本初"という言葉を売りにしてるからだ。
もちろん嘘の言葉じゃないし、JASRACから正式に承認を受けた"日本初"のカラオケタクシーという事実を売りにしない手はない。
実際どれ程すごいことなのかはあまりピンとこないけど、かなりすごいことなんだろう。
まぁ言葉のインパクトですよね。
世界のカラオケタクシー
カラオケタクシーがあるのはもちろん日本だけではない。
最後に個人的に印象に残った海外のカラオケタクシーを2つ紹介したいと思う。一応補足だが、現在も存在するかは分からない。
最初に紹介するのはウクライナにあるアンドリー・トゥルコさんが運転するカラオケタクシー。
このカラオケタクシー、歌うことを承諾すれば運賃が返ってくるという実質無料のタクシーなのだ。
「歌えば無料」というインパクトの強さからこのニュースに目がいった人も多いかもしれない。
一体何の為に??
掘り下げてみると、どうやら乗客の歌声を録音してYouTube配信を行ってるようだ。
本人によるコメントでは、才能のある人を紹介して有名にしたい、そんなプラットフォームを提供したいと語っていたそうだが、内心本当か?と疑ってしまった。
そのアイデアを武器にYouTuberとしての成功したいというのが本音なのでは?
有名になりたいのはトゥルコさん、あなた自身ですよね?
本当歳をとるとこういう考えになっていかんね。
本心かもしれないのに。善意100%の試みかもしれないのに。
ちなみにこの歌えば無料のカラオケタクシーは、他でも広告を目的とするキャンペーンなどで期間限定で実施されたりしてる。
最後に紹介するのは中国にある范暁明(ファン・シアオミン)さんが運転するカラオケタクシー。
歌うことが大好きな范さんは仕事で多忙の為カラオケに行く時間がない悩みをもっていた。
ならタクシーの中で歌えばいいじゃん!!!
そう思いたった後の范さんの行動は早かった。
音楽番組のアナウンサーに相談し、スポンサーもついて機材費も提供され満を持して范さんのカラオケタクシーはデビュー。
ラジオ番組でも紹介され、范さんのカラオケタクシーはまたたくまに有名になった。
だがそれが裏目となり、周囲の目線も重なってとても運転中に歌うなどできなくなったそうだ。
この落ちが個人的にかなり面白かった。
まぁ休憩時間に歌えたりはできてるそうですけどね。
ではまた、メロリアンでした。