再生キャンペーンってご存知でしょうか?
LINE MUSICが筆頭になってやってるキャンペーンで、LINE MUSICを使ってない人でも名前だけは聞いたことあるって人は多いと思う。
キャンペーンって言葉自体はよく耳にする言葉だけど、言い換えるとこれは企業側の宣伝活動みたいなもので、その期間中に利用すればお得に利用できたりする両者にメリットのあるもの。
この再生キャンペーンも一見winwinなキャンペーンに見えるんだけど、非常に落とし穴の多いキャンペーンだと個人的に思ってる。
今回は少し辛口な記事になりそうです。どうぞ。
目次
LINE MUSIC 再生キャンペーン
もう知ってる人もかなり増えてきてると思うんですよ、このキャンペーン。
簡単に言うと、期間中に決められた回数以上特定の曲を再生した人にLINEの背景画像や抽選でのイベント招待など様々な特典が与えられるといったもの。
再生するだけだし、一見するとwinwinに思えるこのキャンペーン。
ただこのやり方が本格的に主流化すると非常にマズい自体になるんじゃないかと個人的には思ってる。
少なくともランキングはバグる。
現にLINE MUSICでの再生ランキング上位はこの再生キャンペーンの曲が締めてるのが現状で、他のランキングとは異質なランキングになっている。
特典の過激化が進んで転売ヤーがこの特典に目をつけたり、競合他社も同様のキャンペーンを始めだすことを想像すると正直ゾッとする。
聴きたくもない音楽が日本中で垂れ流し状態。
何よりもそんな世界、悲しすぎる。
チャレンジ企画
この再生キャンペーンだけど、LINE MUSIC以外でも似たような内容のものをチラホラ見かけるようになった。
その中で個人的に目に止まったのは「目指せ総再生◯◯!」みたいな感じでチャレンジ企画を行うアーティスト。
前々からこういうのはあったのかもしれないけど、少なくとも近年の企画だと思う。
登録者とかなら分かるんだけど、同じ曲の再生を何度も求めるやり方が正直気に入らない。
多くの人に認知してもらいたいというよりかは、応援してくれてるファンに必要以上の再生を求めてる感じじゃないですか?
チャレンジ企画とか言ってるけど失敗した時のペナルティも特にない感じだし、ただただノーリスクで数だけを稼ぎにきてる感じが何か嫌なんですよね。
少しジャンルは違うけど、仮にYouTuberが登録者じゃなく再生数を求める企画とかしたら絶対叩かれると思う。
再生回数が多い方ほど、当選確率がアップ
正直ここまでの内容に関しては別にいい。
今回一番言いたいのはここ。
再生キャンペーンで豪華な特典になると数が限られるから抽選になるのは当然。
でも聴く回数によって当選確率が変動するのはやり方にかなり悪意を感じる。
そもそもこの抽選は受ける段階でかなりハードルが高い。当たり前のように1000や2000を超える再生を求めてくる。
例えば4分の曲を1000回再生すると4000分。およそ66時間もかかる計算になる。
この基準がまず異常。
ここまでの内容ですでに腹立たしいのに、以下のような文にさらに悪意を感じた。
「キャンペーン期間中の再生数上位◯名様に」
「当選人数:◯名様 ※再生数上位◯名様」
抽選でと記載してるのに完全に再生数上位者によるデキレ。
「より多く再生してご応募いただいた方から抽選で」
抽選とは本来平等な確率で決めるもの。
再生回数によって当選確率が変動する段階で不満の声が聞こえてきそうなのに、こんなもの抽選でもなんでもない。デキレと知らず抽選基準まで再生してるファンが何よりかわいそう。
「再生数が同数の方が多数いらっしゃった場合は、抽選とさせていただきます」
なめるな。
そんな抽選過去に行われたことがあるのか?ってレベルの確率。
こんなことをするから、いかに効率よく再生できるかのサイトも多数うまれ、ファンによる再生数合戦みたいなことが起こってる。
アプリゲームのランク上げじゃないんだから。
聴いてない曲に価値なんてない。ただの電力や通信量を浪費してるだけ。
この業界も色々大変だとは思うんだけど、エスカレートしすぎる前に歯止めをかけないと業界全体がさらに悪い方向に向かう気がしてならない。
こんなやり方、誰も得しないもん。
ではまた、メロリアンのナークでした。