Twitterで日タグを使ったことがある人ならご存知だろうが、使ってる人は圧倒的に若者が多い。
もちろんそれが当然だと思うし、今回は決してそれに関してああだこうだ言いたいわけじゃない。
ただね、ある程度歳を重ねるとね、邦ロック好きの繋がりをつくるのが本当に難しくなるんですよ。
今回はそんなじじばば勢のリアルな現状を中心に書いていきたいと思う。
目次
日タグ界の寿命は短い
共通の趣味を持ったもの同士がSNSを通して繋がる。素晴らしいことじゃないか。
だが、日タグ界の寿命スピードは早い。
ちゃんとした定義は知らないけど、20代後半に突入すると日タグ界ではもうじじいばばあ扱いになる。なんなら前半から突入してる。
「だから何?別に使って駄目とかじゃなくね?」
そう、その通り。おっしゃる通りだ。
でもできれば同年代の人と繋がりたいというのがフレッシュな若者からしたら当然の意見。
その為の「#じじばば勢」じゃんと言われればそうなのだが、この世界ではもうじじいばばあなんだなと自覚しながら利用するのは正直気が引ける部分はあると思う。
若手のアーティストを推してるじじばば勢なら、同じアーティストを推してる同年代を探すのでさえ一苦労。
日タグで話を始めたが、SNSだけでなくリアルの世界でもその難しさはさして変わらない。
ここからは次の項目で話を進めたいと思う。
邦活の難しさ
30代に突入するととたんにハードルが上がるものあがある。
それが、「就活」「婚活」そして「邦活」だ。
この三活の難易度が20代の頃が嘘だったかのように上がる。
なんとなく想像はできるだろうが、若者諸君はその5倍は覚悟しておいたほうがいい。
フェスとかで見たことがないだろうか?
若者に混じって1人ポツンと後方で立ってる哀愁漂うおっさんの後ろ姿を。
疑問に思ったことがあるかもしれない。
でももし君が30を超えても邦ロックの世界を追ってたとするなら、その時全ての謎がとけるはずだ。
このおっさんの多くは何も好き好んで地蔵をしてるわけではない。
体力の減少や余儀なくされる単独参戦など様々な理由でこのスタイルに行き着いてるのだ。
でも大好きな懐メロのイントロが鳴った瞬間このおっさんは若者に負けない華麗なフォームで全力疾走する。
あのフォームは若者にはだせない。習得するにはそれなりの年月がいるからな。
このスタイルは嫌われてるという噂をよく耳にするけど、どうか嫌わず温かい目でみてあげてほしい。
あの地蔵ダッシュスタイルは邦活の難しさをかなり物語ってると思う。
じじばば勢の現状
最後に現在30代の私がリアルな個人的現状を伝えようと思う。
とにかく日常的に音楽を聴いてる友達が急激に少なくなる。
「最近何聴いてる?」と、友達に音楽の話題をふるとしよう。
「もう最近新しいの聴いてないわー」
数ラリー会話をした後、最終的にこの会話の8割はこの返事で終わる。
もちろん10代や20代の頃はそれなりに聴いてたし、音楽談義に花を咲かせてきた友達ばかりだ。
ライブやフェスに誘える友達はもちろん、話をできる友達も貴重な存在になる。
それをより実感できるのがカラオケに行った時。
歌う曲は基本的に若い時に覚えた引き出しからセレクトされるから、曲順は変われどセトリ内容はさほど変わらない。
その友達が過去に歌ってた曲って意外に覚えてる。
流れ的に近年覚えた曲を歌うのが少し申し訳なくなる。
んー、なんかただの愚痴みたいな内容になってきたしそろそろ締めようかな。
でも歳を重ねると家庭や仕事など多くの理由で時間の使い方や趣味思考の変化があって当然なのも十分わかってる。
もちろんそれを理解したうえで毎日音楽を聴いてる。
結論、好きには抗えない。
ではまた、メロリアンでした。