(出典:WANIMAオフィシャルウェブサイト)
ハイスタの横山健率いるPIZZA OF DEATHレコード所属のWANIMA。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍ぶりだ。
2014年にPIZZA OF DEATHレコード期待の新人と謳われ華々しくデビュー。
2015年にはパンクスプリング、京都大作戦、RUSHBALL、サマーソニック、ROCK'IN JAPANなどのビッグフェスに出演し、人気もうなぎのぼりだ。
そのWANIMAの名曲「1106」このタイトルの意味、歌詞に込められた思いはご存知だろうか?
暗号?語呂合わせ?日付?など知らない方は疑問が浮かぶだろう。
目次
WANIMA/1106のMV
(出典:WANIMA-1106 (OFFICIAL VIDEO))
少し切なくもメロコア特有のずっしりした重みのあるサウンド。
しかし、他のアッパーチューンな曲とは違い、何か哀愁さえ感じるようなメロディだ。
この曲、メロディが最高なのはもちろん、MVの撮影場所にも相当こだわりがあったようだ。
撮影はベースボーカル担当の松本健太とギター・コーラス担当西田光真の地元熊本の天草の海で行われた。
PIZZA OF DEATHレコードにもこの場所で撮影できないなら撮らなくていい!と言ったくらいだそうだ。
その理由はこの「1106」に込められた思いからくるものだ。
では、この「1106」とは何なのだろうか?
1106に込められたメッセージ
1106・・・11月06日
1106とは日付でベースボーカル担当の松本健太の祖父の命日である。
そして、この曲は亡き天国の祖父に贈った手紙なのだ。
MVの撮影場所にこだわったのも亡き祖父が漁を行っていた場所でどうしても撮影がしたいという理由だ。
歌詞に「晴れの日も雨の日も曇りの日も・・・」とあり、MVも歌詞のような情景で撮られている。
こういう場面を見ると雨は人工的に降らせていると思われがちだが、なんと人工的ではなく天気が本当にそうなったそう。
祖父への想いがそのような奇跡を起こしたのだろうか。
祖父への手紙とわかった上で改めて聴き、歌詞を噛み締めると少しウルッと来てしまう。
天国での生活はどうですか?
大好きな海はありますか?
大好きな祖父を憂うメッセージ、大好きな祖父の背中を見てきた思い出の数々。
この歌詞を見るだけで絵が浮かんでくるのではないだろうか?
弱音を吐かない強い祖父、休みに縁側でくつろぐ祖父、この短い詩の中に見てきた祖父の人生が詰まっているように感じる。
そして、家族愛に溢れた松本健太の想いがどストレートにあらわれている。
愛の溢れたメロコアサウンドの名盤だ。
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