1982年にCDが世界で初めて発売されてから月日は流れ、今やその市場はピーク時に比べると減少が止まらない状況だ。
レコードが主流だった発売当初はさぞ画期的だったことだろう。名前をCD(コンパクトディスク)にしたぐらいだからな。今となっては全然コンパクトじゃない。でけぇ。
なくなるのは時間の問題と噂されてるCDだけど、完全になくなることはおそらくないだろう。今回はそんな流れで記事を書いていく。
目次
CDが売れない
こんなのはもうみんな分かってることなので、今さら説明はいらないだろう。
CDに限らず、どんなものでもより便利で新しい物やサービスが浸透すると古いものの需要は薄れてくる。
売上をなんとか維持してるのって、握手券とか生写真を付加価値としてつけてるアイドルだけ。
カードがついてるチップス類が売れるのと同じ手法。おまけ本命化現象となってるものだけなのだ。CD自体の価値は薄い。
現にあなたの家にコンポってありますか?現役で活躍中の。
あるって回答より、コンポって何?って回答の方が多い気さえする。
CDが売れないというよりも、何でまだCDが売られてるの?と言った方が正しいのかもしれない。
音楽を聴くには最適なコンテンツを、おそらくあなたは今この記事を読んでる手に持ってしまっている。
現に海外ではCDの販売を中止する小売店があとを絶たない。
日本でもCDが売れないって言われてきてるけど、海外はその比じゃない。
世界的に見れば日本はまだ相当CDが売れてる国なのだ。
日本でもCDショップって本当見かけないようになったけど、たまにさびれた商店街とかで個人経営のCDショップを見かけるたびに少し胸が痛くなる。
CDがなくならない理由
一般的に販売されなくなったとしても、CDが完全になくなるというのは多分考えにくい。もしなくなるとしても相当未来の話。
音楽を聴く以外にもCDには需要があるからだ。
それらを3項目に分けて説明する。
・付加価値の需要
最初に少しふれた内容だけど、簡単に言うとおまけ商法の需要。
将来的には握手券とかもデータで送信されてスマホで管理できる時代が来そうな気もするけど、言ってもまだ先の話。管理が難しそうだし。
そしてほとんどのCDに付いてくる歌詞カード。
これを読んだりするのが好きな人って結構いる。
あとライブとかの物販でアーティストに直接サインをもらう時とかCDは役立つ。データにサインはできない。
・インテリア要素
CDが並べられてる棚ってね、カッコイイんですよ。オシャレに見えちゃうんです。
フィギュアとか漫画に比べると個人的にインテリア要素がかなり高いと思う。
インテリア雑誌のオシャレな部屋特集的なやつでもCDが飾られてたりするし、そういったインテリア需要は少なからずCDにはあると思う。
あとCDのジャケットってカッコイイじゃないですか?CDのジャケ買いする人もいるくらいだし。
少し薄いかもしれないけど、この需要もCDにはある。
・コレクション要素
日本人って妙なコレクター癖みたいなのがある。
何でそんなもの集めてるの?って人たまにいるじゃん。消しゴムとか。
好きなアーティストのCDが棚にズラリと並んでるだけで妙な満足感が生まれるあの感じ。現物がある安心感。気持ちはすごい分かる。
これって日本人特有と思うんですよ。形あるものを好むというか。そういったコレクター需要は必ずある。
カセットテープとかレコードと一緒で、一般的に販売されなくなったものでも好きで集めてる人は必ずいるもので、CDもいずれはそうなってくると思う。
以上のような需要があることから、なくなるけどなくならない。これがCDの未来だと思う。