(出典:Real Sound)
3月14日にリリースとなる米津玄師8枚目のシングルとなるLemon(レモン)
ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として起用されていることもあり、リリース前から大注目となっている今回の新曲。
そのMVが先日公開となった。
今回のMVだが、興味深い部分が多数ある。
なぜ米津はハイヒールをはいているのか?ダンスを踊る女性は逆再生されたものではないのか?
様々な要素が詰め込まれた今回のMV、今回はこのLemonのMVを中心に書き綴りたいと思う。
目次
「Lemon」MVについて
(出典:米津玄師 MV「Lemon」)
何だろう、まるで一つの物語を見た感じ。
とても深い意味が込められている。そう感じざるをえないMV。
一回見ただけじゃ理解できず何度か見てしまう映画とか物語ってあるじゃないですか?それの究極版。考察がとまらない。
どうかこのMVの説明書を販売してほしい。2000円以内なら出すから。
どこか違和感のあるダンス。ハイヒールを履いている米津。不自然に思う箇所が多くちりばめられている。
まさにアンナチュラル(不自然)。
ドラマ「アンナチュラル」のために作られたこの曲だが、MVにまでこんなに不自然要素を盛り込んでくるとは。
最初は普通に再生して聴いているだけだが、ある程度リピートした後はMV考察モードに脳が切り替わる。
一番目に留まるのはおそらく女性ダンサーと同じハイヒールを履いている米津の姿。
色々な説が飛び交うこのハイヒールだが、この女性と米津に何かしら関係しているのは間違いない。
ハイヒールを履いている男性は少なからずいるし、男性用も存在するけどまず普段用ではないだろう。昔は男性もわりと履いてたみたいだけど。
どうでもいいが、途中で入る「クエッ」みたいな音がとても気になる。一度気になるとかなり意識がこの音にもっていかれる。
これはあれだろうか?米津のMVでたまに見かけるアヒルの仕業か?アヒルの鳴き声あまり知らないけど。
MVの逆再生について
もう様々な所で噂になっているMVの逆再生説。
おそらく出演している女性ダンサーの髪の動きなどから違和感を感じ、そう思われた方が多いことだろう。
しかし、実際に逆再生で見てみても違和感を感じる部分はある。それに反して、逆再生だとしっくりくる部分もある。
おそらく所々に逆再生の映像が使われている感じなのだろう。
「逆さごと」という言葉をご存知だろうか?
葬儀が行われる際の風習の一つなのだが、通常とは逆に行う作法を意味している。
死後の世界はこの世とは全てが逆であるなどの言い伝えから行われているこの風習。
ドラマの内容から死者を慰めるような歌を作ろうと思ったという米津のコメントや、MVの映像からこの女性はすでに亡くなっているというのが考察される。
逆再生の要素を取り入れた理由は十中八九これに関係しているだろう。
私が最も逆再生の要素を感じたのは、MVの最後に表示される曲のタイトル。
通常なら最初に表示されるべき曲のタイトルなのにこれはどう考えても不自然。
そして、このMVを逆再生で見ていくと女性目線で作られたMVに切り替わる。
一体どこまで考えぬかれて作られたMVなのだろうか。恐怖すら感じる。
MVに出する女性ダンサーと監督
この方は吉開菜央(よしがいなお)という山口県出身のダンサーです。
ダンサーとしてだけでなく、映像作家、映画監督、振付師など多方面で活躍されています。
自身が監督した映画では賞も受賞されていて、最新の映画上映システムである4DXの上映も行い、上映形式にもこだわりをみせています。
昨年に初となる個展も開催されました。
MVの監督も行っていて、RADWIMPSの野田洋次郎が楽曲提供したさユりのフラレガイガールのMVの監督なども手がけています。
(出典:“酸欠少女”さユり RADWIMPS・野田洋次郎 楽曲提供&プロデュース『フラレガイガール』、 独創的な映像で描く”美と感情”のMV)
今回のLemonのMVの監督は吉開菜央ではなく山田智和(やまだともかず)。
映像作家、映画監督として様々な有名アーティストやCMの監督もされています。
両者とも、今回のMVを機に一層注目を集めたことだろう。
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