今回ココロオークションが新たにリリースする4枚目のミニアルバム「Memorandum」は知らないうちに忘れてしまう"あの時の気持ち"がテーマになってるんだけど、色んな場面に当てはまる言葉だと思う。
あの時こんな経験をしたから次からはこうしよう。これからはこうしよう。成長するって本当これの繰り返し。
文字にすればたった8文字の言葉だけど、本当に壮大な想いが詰め込まれた作品になっている。今回はそんな独自の世界観で表現した5つの楽曲が詰め込まれた「Memorandum」を中心に書いていこうと思う。どうぞ。
目次
前作「ミルクティー」制作時より構想があった「Memorandum」
2019年の11月6日にリリースされたシングル「ミルクティー」。その制作時からすでに構想としてあった今回のアルバム「Memorandum」。
本来は1月頃にリリースが予定されていたそうだが、色々な事情が重なり延期に次ぐ延期を経て9月9日にまで伸びる形となった今回のリリース。
レコーディングの時期からこの情報をキャッチしていたファンにとってはさぞ待ち望んでいた発表だったことだろう。自粛期間もネットでのライブ配信とか多分やってなかったし。
こんなにリリースが伸びたCDは初めてとのことなんだけど、その分楽しい気持ちやワクワクする衝動、辛いことや不安、色んな想いが詰め込まれた作品に仕上がったようだ。
この自粛によるアーティストや音楽関係者にあたえた状況の変化というのは言わずもがなだと思うんだけど、ココロオークションにとっても本当に多くの自問自答があった時期のようで、だからこそ今作への期待に繋がるというのは少し言葉が悪いかもしれないが、おそらく過去のどの作品よりも多くの感情が詰まった一枚となったのではないだろうか。
ジャケットデザイン
Memorandumのジャケットを見て気付かれた方は多いかもしれないが、ミルクティーのジャケットの遺伝子をしっかり受け継いだデザインになっている。
【ジャケットデザイン】
Art director:波平昌志(mini TOMATO)
Designer:仲村愛花(mini TOMATO)、松嶋玲奈(mini TOMATO)
株式会社ミニトマトの創設者である波平昌志はフルアルバム「Musical」の制作時期からの付き合いで、他にもほとんどのグッズやジャケットデザインを行うココロオークションとは非常に関係性が深い人物だ。
このジャケットデザインが引き継がれてる理由は、ミルクティーから始まる連作としてMemorandumが制作されていたから。
それにしてもココロオークションは本当こういった作品の作り方が好きですよね。
それ関連で有名なのはやはり"夏の短編小説MVシリーズ"。これぞMV版短編映画といった作品。最初にMVを続編という形で物語形式にするアイデアを考えたアーティストは誰か知らないけど、ココロオークション以外でこれをやっているアーティストがパッと思い当たらない。それ程個人的にもインパクトが強かった。
・ココロオークションYouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/user/cocoroauction/featured
一応上記にココロオークションのYouTubeチャンネルをのせているのでまだ見ていない人は是非チェックしていただきたい。
Memorandum=備忘録
タイトルであるMemorandumを日本語にすると備忘録。忘れた時に備えて要点をメモする手帳みたいな意味なんだけど、今回の作品テーマである"あの時の気持ち"にぴったりのタイトルとなっている。
この備忘録という言葉だけど、まだ記憶に新しいファンは大勢いることだろう。当初予定されていた紫明会館でのライブやギフトシングルとして制作されたCDのタイトルになった言葉だ。
当初の予定としてはこの新作のリリース、そしてライブツアーまでひとつなぎの物語になるように構成されていたようだが、予定していたライブは全て中止。リリース日もリリースツアーもすべて白紙。
もちろんこの予定されていたライブのチケット代金は払い戻しとなるのだが、ここで考案されたのが「払い戻し」か「ギフトセット」をどちらかを選べるというアイデア。
このギフトセットは例えグッズであっても「音楽が主役であってほしい」という想いからまずはグッズの主役となるCDを制作することから始められ、CDを含めたメンバーの想いが強く詰まった7点のギフトセットに仕上がった。
備忘録に収録されたCDの計4曲のうち3曲は「ミルクティー」「RUN」「ハローグッバイ」と持ち曲が収録されているが、全てBiboroku Ver.となっており今回の為に収録されたもの。ちなみに4曲目にはシークレットトラックで20分超えの力作が収録されている。
「今までの作品の中で1番音が喋ってる気がしています。」
ボーカルである粟子が残した備忘録に対するこのコメントが個人的に大好き。
これまで起こったこと、全部全部遺して覚えて、また思い出せるように。
この先迷った時に、あの時があったからこそ、今があるんだなって思えるように。
"あの時の気持ち"は自分たちを救って導いてくれる力があると信じています。
だから僕たちは備忘録として、音楽というカタチを借りて書き遺すことにしました。
上記のコメントは公式サイトにものっているMemorandumに対するものだけど、本当に色々な想いが込められた作品だというのが伝わってくる。
リリース情報
通販限定販売となっているMemorandum。リリース日に手元に欲しい方は楽天ブックスから予約が可能となっており、先着での特典ではあるがロゴ入りオリジナルイヤホンケースもついてくる。
・楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/rb/16404268/
リリース日以降はココロオークションオンラインショップでも取り扱いが開始され、Memorandumの曲達にちなんだ素敵なグッズも同時に発売される予定だ。どんなグッズが並ぶのかも合わせてリリース日を楽しみに待ちたいと思う。
ではまた、ライターのナークでした。
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