(出典:twitter)
「リリースします」
テレビ番組「オドぜひ」に虹色侍が出演した際に、若林の提案から定着した歌う前のこの掛け声。ナイス提案でしたよね、本当。
虹色侍の存在もこの番組をきっかけに知ったという方が多いことでしょう。私もそうです。やはりテレビの力は偉大です。
今回はこの5秒で曲が作れる虹色侍について書いていきます。
目次
絶対音感と相対音感による即興ソング
この2人にキャッチフレーズ的なものをつけるとしたらこれ。
元々は別々のバンドだった才能溢れる2人が出会い、手を取り合ったわけだ。
まずはボーカルのずまくん。
本名は東 光一。
彼が「絶対音感」の持ち主。
そしてギターのロットくん。
本名は阿曽ロデリックジュニア。
ずまくんのずまは東(あずま)のずまが由来だとして、ロットくんの「ト」はどこからやってきたんだろう。まぁいいか。
彼が「相対音感」の持ち主。
絶対音感に比べるとあまり聞き馴染みはない言葉だと思う。
相対音感を少しだけ説明すると、基準になる音と照らし合わせて音の高さや低さを認識できるもの。
この音が「ド」ならこの音は「レ」だな、みたいな感じ。
この曲いいなとか感じるのって相対音感が必要だからほとんどの人がもってるけど、ロットくんはそれが一般の人より正確だということ。
(絶対音感×相対音感)+相性+日々の練習=完成度の高い即興ソング
そしてこういった公式が出来上がるわけだ。
2人でやってるすごさ
虹色侍の即興の何がすごいって2人でやってることだと思うんですよ。
もちろん1人での即興もすごいんですよ?
でもそれを2人で一緒にやるってまた一つレベルが違う気がするんですよね。
お題をもらって即興で歌うことに関して一般の人で言うと、恥ずかしさをひいたら5回に1回くらいはそれっぽくなると思うんですよ。
即興ソングなめすぎですか?
でも思ってるよりみんなできる気がする。完成度や歌の上手い下手は別にして。
ギターも自分で曲を作れるくらいひける人なら即興もそんなに難しいことではない気がする。
それ何て曲?いや、適当に弾いてるだけだよ。
こんなやりとりをギターやってる友達と何回かしてきた私にはそう思う。
だがそれを2人で一緒にやるとなると話は別。相手と合わせる技術も必要になってくるから相当の練習や相性が必要になってくる。
漫才とかダンスとか何でもそうだけど即興となると1人から2人になると絶対難易度が跳ね上がる。
しかも虹色侍の即興ってギターのロットくんもたまに歌ったりハモったりよね??
もう訳が分からない。
即興なのに大きなミスをした所も見たことないし、ある程度のヤラセを疑われても仕方のない完成度。
虹色侍がオリジナルをリリースしたら売れるのか問題
もうそれ曲としてリリースできるレベルじゃん??
こういった意見や感想ってよく見るし、そう思われるクオリティだからこそ虹色侍が評価されてるんだと思う。
でも実際に虹色侍がオリジナルをリリースしても売れる可能性は低いと私は思う。
そもそもこの2人が売りとしている部分や私達が評価している部分はそこではない。
オリジナルのCDとかになると、その制作時間は買い手にとっては関係ない。
2人の最大の売りである即興が全く通じなくなる。
ゆえにオリジナル路線で戦うのはかなり困難になるのではと私は思う。
しかし、今はネットがある。
ニコ生やYouTubeでいくらでも個人が情報を発信でき、それが仕事にできる時代。
虹色侍もこういった場で日々活動してるし、それを見た人から仕事の依頼も入る。
ゆえにオリジナル路線でもし成果がでなくても、即興ソングを武器に音楽で活動していける場はいくらでもあるということ。
なんだか、この2人の活躍を見てると、音楽業界に革命が起きそうな・・・そんな気さえする。