(出典:BARKS)
もはや説明不要のビッグバンド、スピッツ。
そんなスピッツも結成30周年。
メンバーも、草野マサムネ、三輪テツヤ、田村明浩、崎山龍男の4人から30年間変わらず、活動を休止することなく走ってきたスピッツ。
もうすごいという言葉しかでない。
メンバーもみな50歳を迎え、時の流れを実感する今日この頃。
結成から30年も経つと当然の話なのだが、私の中ではまだもっと若いイメージ。年齢にすると30代前半。
やはりそれ程青春時代に聴いていた印象が強い。何を隠そう私が生まれて初めて買ったCDがスピッツ。
だから思い入れも人一倍だ。
そんなスピッツが結成30周年を記念してリリースするシングルコレクション。このアルバムにはスピッツの全シングルが収録されている。
それとは別にリリースされるものがある。
過去にリリースされたシングルコレクションであるCYCLE HITをリマスタリングさせたものと、全16アルバムのアナログ盤だ。
今回はこの2つの記念アイテムについて書き綴りたいと思う。
ちなみにこの2つとも、リリースはシングルコレクション同様7月5日となっている。
目次
「CYCLE HIT」リマスタリング盤について
2006年にリリースされたスピッツのシングルコレクションアルバムでる「CYCLE HIT」
30周年を記念してリリースされる今回のアルバムは、この「CYCLE HIT」をMarcussen Masteringにてリマスタリングされたものになるのだが、多くの人は何それ?リマスタリングって何?といった感じなのではないだろうか。
まずリマスタリングについて説明したいと思う。
CDとしてリリースするには、最後に曲の音量を揃えたり、曲の順番を決めたりする作業がある。これがマスタリングという作業。
リマスタリングとは、このマスタリングを再びやり直すということ。
続いてMarcussen Mastering(マーカソンマスタリング)について。
簡単に言うと最新の技術が揃ったマスタリングをするスタジオ。
最高のスタッフ。最高の機材。マスタリングを行ううえで最高峰とされている場所、それがMarcussen Mastering。
簡単な説明ではあったが何となく理解いただけたのではないだろうか。
なので、このアルバムはスピッツが改めて曲を収録し直したというものではない。
なので、どこが変わった?と普通に聴いた感じではおそらく分からないレベル。
もし機会があれば、過去の音源と、今回新たにマスタリングされた曲とは聴き比べてみてはいかがだろうか。
ちなみにCYCLE HITには収録されていない31stシングルから最新シングルなどを収録した「CYCLE HIT 2006-2017~」も同時リリースとなる。
アナログ盤について
全部で16ものアルバムを作りあげてきたスピッツ。
その全てのアルバムがアナログ盤として再びリリースされる。
これは1stアルバムから最新アルバム15枚にミニアルバムを加えた16枚だ。
ちなみにアナログ盤とは簡単に言うとレコードで、CDではないので購入の際はお間違えのないように。
しかし、近年では改めてレコードの需要が高まってきていると思う。
やはりデータとしてではなく物として残しておきたいということなのだろうか。
曲順に関してだが、今回のアナログ盤はCD収録順に変更されるようだ。
これを担当するのは日本のマスタリングの父とも呼ばれている小鐡徹(こてつとおる)。
そして、ジャケットも新たに30周年仕様バージョンのデザインに一新される。
ちなみにこのアナログ盤に関しては、完全受注限定生産商品としてのリリースとなっている。