(出典:ゆずオフィシャルサイト)
過去のMVをYouTubeにて公開してくれているアーティストが増加している今日この頃、ゆずの過去のMVも私の目に止まり非常に懐かしい気持ちになったので今こんなタイトルの記事を書いている。
近年のゆずの新たな動きに目がとまるようになったのも書こうと思った要因だ。
非常にざっくりではあるが、ゆずの今までの変化などを紹介していけたらなと思う。
目次
路上ライブ期
この時代のゆずを知ってなくとも、多くの方が路上ライブ出身のアーティストだと知っていることだろう。
もともとは岩沢がソロで路上を始め、その岩沢を北川が誘いLight'sを結成し、後日ゆずに改名したという流れだ。
私も実際に生で路上の演奏を見たことはないのだが、映像や音源では見たり聴いたりしていた。
この頃はとにかく北川の歌声とギターが完成されてない印象が強い。声も今と全然違うもん。まぁもともと学生時代岩沢がボーカルをしてた4人組バンドの時はドラムだったしね。
ちなみにこの頃から岩沢の技術面は路上でやるレベルを遥かに超えてたと思う。
でもこの頃から北川には天性のパフォーマンス力というか人を惹きつける魅力があった。
その2人が合わさったからこそ第二次路上ブームの火付け役になったのは言うまでもない。
本当にこの2人は相性が良かったんだと思う。
平成爽やかフォークデュオ期
1997年1stミニアルバム「ゆずの素」でインディーズデビューし、翌年にミニアルバム「ゆずマン」でメジャーデビュー、その後もとんとん拍子で世に羽ばたいていったゆず。
この頃はマジでどハマりしていた。リリースされてる曲は全てかなりの数リピートしたし、部屋にはポスター飾ってたし、アコギでゆずの曲をカバーして路上で演奏していた。
ちなみにこの平成爽やかフォークデュオは本人が自称で言ってたので決して私が命名したわけではないです。
(出典:ゆず「3カウント」Music Video)
この頃の曲は今聴いても本当にいい。
もちろん思い出補正が大きくはたらいてるからだけど、この時期が断トツで好き。
平成爽やかフォークデュオ(進化後)期
私の中では進化前と進化後はスミレが境界線。
アルバム「スミレ」に収録されている楽曲以前が初期のゆずだと勝手に思っている。
この時期の代表曲はおそらく栄光の架橋。やはりオリンピックで起用されたというのは大きい。
(出典:ゆず「栄光の架橋」Music Video)
この頃には北川の技術面もかなり完成されていて、路上ライブ期と比べると誰でも判別できる程だと思う。
この時期のMVはどれも小綺麗な服装に身をつつんでいて、本格的というか多くのプロがMVに関与してるのが見て取れる。インディーズ感は完全に消え去っている。
この頃はまだ平成爽やかフォークデュオを名乗ってもギリギリしっくりくる時期だったと思う。
エンターテイナー期
シシカバブー、いちごあたりから薄々変化には気付いてたんだけど、明らかに初期の頃とは色違いな曲をリリースし始めたゆず。
MVもバラエティにとんだ作りのものが多くなってきて、演奏も多彩になり、出演者も増え、パフォーマンス力のステータスがぐいぐい上昇してきたのがこの時期。
もちろん全てのリリース曲がそうではないけどね。
アコギ片手に路上でやるには少々セレクトし辛い楽曲が多くなってきた。
少なくとも私の中ではこの時期から平成爽やかフォークデュオではなくなった。この時期からゆずにはいった人はフォークデュオのイメージさえ危ういと思う。
しっくりくる言葉は見つからないが、かなりコメディアン色が強くなった。
この時期くらいから新曲を追うことが極端に減ってきたんだけど、久々に検索をかけてマスカットのMVを見た時は少し驚いた。
(出典:ゆず「マスカット」Music Video)
まぁこの時期はこの時期で割と好きだけどね。カラオケとかで歌うと超楽しいし。
そっくりさん期
本人だけど本人じゃない。そっくりという程で様々な役の転身が目立ってきたのが最後に紹介するこの時期。
まあこういった動きが今に始まったことじゃないのはもちろん分かっている。
(出典:ゆず(上須戸高夫&伴太論三)「ラジオ体操第一」実演)
自粛が続いてる人に向けて公開された北川にそっくりな上須戸高夫(うえすとたかお)と岩沢にそっくりな伴太論三(ぱんたろんぞう)のラジオ体操も2015年のものだしね。
やはり衝撃だったのはMIZUとしての活動。
これは新しかった。ニュースで知った時はただのパクリ野郎だと一瞬マジで疑ったからね。
そっくりさん期というか何か新しいことをしようと手探りしてる感じですかね。
締めとしてはしっくりこない時期かもしれないが、これから表舞台と並行してこういったそっくりさん活動が増えてくるんじゃないかという予想的な意味も込めてこの題目のままでいこうと思う。
振り返っていかがだっただろうか?
とにかく目に見えて大きく変化してきたデュオというのが分かっていただけたと思う。
私個人としてはここで言う平成爽やかフォークデュオ期を超えることはないと思うが、これから先どういった新しい変化を見せてくれるのか非常に楽しみだ。
ではまた、ライターのナークでした。