邦ロック好きの2人が運営する音楽ウェブマガジン

メロリアン

芸人

ニューヨーク「ラブソング」の元ネタ問題について

投稿日:


(出典:ナタリー

2019年のM-1はとにかくハイレベルだった。

数年前ならファイナリストはみんな優勝できたレベル的なコメントは和牛にだいぶ刺さっただろうけどね。ずっと2位で涙飲んできたから。

近年テレビを見る機会も少なくなってきたけど、M-1だけは第一回から欠かさず見ている。今では審査員目線で見るまでになってしまった。

割と世間でも騒がれてるみたいだけど、今回はそんな2019年のM-1ファイナリスト、ニューヨークの歌ネタ「ラブソング」を中心に書いていけたらなと思う。

目次

M-1とRADWIMPSのコラボ

いきなり本編から脱線していくスタイル。

申し訳ないと思いつつ少しだけ。

みなさんこのコラボの存在って知ってました?

(出典:RADWIMPS「前前前世」× M-1グランプリ「前前前夜」プロモーション映像

私はTwitterで知ったんだけど、RADWIMPSの「前前前世」とクリスマスの「前前前夜」に放送されるM-1を掛け合わせたコラボPV。

これ考えついたやつすげえよな。確かに放送日は前前前夜。そりゃRADWIMPSも快く了承するよ。単純にアイデアがすげえ。

 

このコラボを知ってから、本編でも何かしらのコラボが実現するんじゃないかとワクワクしてたんだけどどうやらこの予告編のPVだけだったみたいですね。

だからそれを予想してた本編見逃した組は安心してほしい。

それにしてもこのPV最強にカッコいいな。何回もリピートしてしまう。

 

ニューヨークのラブソング

M-1グランプリ2019の一発目のネタ。

ファイナリストの中で唯一歌ネタで勝負してきたニューヨーク。

関連性で言ったらすゑひろがりずが楽器使ってましたね。あの鼓(つづみ)やらの小道具はどうやら8万円程で揃うそうです。

うん、冷静に考えたら全く関連性ないですね。失礼しました。

 

なんだろう。この聴き馴染みのあるメロディ。

思いましたよね??

私はこのニューヨークのネタをM-1で初めて見たんだけど、出だしの部分から思いました。

GReeeeN??湘南乃風??

分からないけどとにかく聴き馴染みのあるメロディ。

正直それが気になってネタがそこまで頭に入ってこなかった。

 

世間でも騒がれているサビの話は次の項目で話すとして、サビ以外の部分も強烈な聴き馴染み感があった。

具体的な部分までは辿りつけなかったけど、何か聴いたことある、耳がそう言ってた。

サビが完全に浜崎あゆみのBLUE BIRD

今の若い世代の人はもしかしたら浜崎あゆみの存在自体知らないかもしれない。

歌姫でイメージするアーティストって、少し前だと安室奈美恵や宇多田ヒカル。今だとあいみょんや西野カナとかになるのかな。分からないけど。

 

でもあゆの黄金期は本当にすごかった。

ぶっちぎりの歌姫。歌姫という言葉自体あゆで知った。2位以下が息してなかった。

そのくらい圧倒的だったんですよ。

 

そんなあゆが40枚目にリリースしたシングル。

(出典:浜崎あゆみ / BLUE BIRD (Short Ver.)

このサビのメロディとニューヨークのラブソングのサビのメロディが一緒。

これはどうなんでしょう??

まぁ別に音源を使ってるわけじゃないし別にいいのかな。問題があるなら間違ってもあんな大舞台で披露されてないと思うし。

ファンとかじゃなくても世代の人なら大勢の人が気付くだろうから。

 

何やら巷ではこのメロディが頭から離れなくて脳内ループしてる人が大勢いるらしいね。

BLUE BIRDを作曲したのは長尾 大。

聞いたことない人が多いと思うけどマジですげえ作曲家。別名はD・A・I。旧Do As Infinityのメンバー。脳内ループの元を作り出したのはこの人だと個人的には言いたい。

本人はたまたま似てただけと主張してるみたいだけど、これだけクリソツなら世間も認めてくれないだろう。

 

でも分かるんですよ。

私も昔自分で作ったと思った曲が、あたらめて聴き直してみるとコブクロの赤い糸とクリソツだった経験がある。

意識してないだけで、脳内にある聴いたことのあるメロディの引き出しが開くことは割と作曲あるあるだと思う。

だからたまたま似てたの主張も割とガチで言ってるんじゃないかと。

 

もし意識したメロディだった場合、多くの人から指摘されるのは当然予想できるからあんな人生のかかった大舞台では選ばないネタなんじゃないかと裏付けもできる。

選ぶにしても元の曲はこれだと分かるツッコミをいれたりしてきただろう。俺のオリジナルだとネタの最初に強調してたの完全フリだと思ったもん。後半そのツッコミ待ちだった人は大勢いたと思う。

 

そしてもし仮に、本当に仮にですよ?炎上商法を狙ってたとしたらデメリットの方があきらかに大きいのは誰が考えても明白。

なので結果的にパクりになってたとしてもそこまでせめれないのが正直なところではあるかな。本当に無意識だったと思えてしまうから。

それが許されるかどうかはまた別問題ですけど。

ではまた、ライターのナークでした。

-芸人

Copyright© メロリアン , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.