今に始まったことじゃないけど、ソロで活躍してるアイドルって本当減ったと思う。要因は色々あるんだろうけど、成功するのは相当狭き門になってるということなんだろう。
アーティストにもその傾向は少なからずあると思ってて、シンガーソングライターではなく、シンガーとして歌声一本で活躍してるアーティストって近年少なくなってきてる気がする。
そういったランキングでも、昔から活躍してて根強いファンがいるアーティストに評が集まってる印象。
今回は歌姫という言葉をテーマに色々書いていこうと思います。どうぞ。
目次
令和の歌姫がいない理由
丁度2年前くらいにね、こんな記事を書いたんですよ。
この記事で歌姫に関する書きたいことはだいたい書いたんだけど、今回はその続編。
だから歌姫に関する説明やらは諸々省いていきなり本題に入りたいと思う。
「テレビ一強時代じゃなくなったから」
多分一番はこれだと思うんですよね。
昔ってさ、テレビが全てだったんですよ。人口の半分はテレビ中毒だったと思うし、テレビを中心に世界は回ってた。
だからテレビの世界で一番になってる女性シンガーが必然歌姫で、集団心理も働いてより圧倒的な一位がうまれやすかったんだと思う。
でも今ってテレビ以外にも魅力的な媒体が多いからみんな見てるものが違ってくる。
それに加えて個人が自由に情報を発信できる時代だから、ファンが分散する確率も高くなる。
必然圧倒的な一位はうまれにくくなる。
あと、歌姫を決める基準みたいなものも近年変化してるなと感じる。
平成までの歌姫のイメージって、歌唱力はもちろん、容姿やカリスマ性、全てが完璧。向かう所敵なしといったイメージ。
でもこの記事を書いてる現在の歌姫最有力候補は名前も素顔も非公開のadoなわけですよ。正体を明かさずして日本初となるApple Musicグローバルチャートで1位に輝いてるわけですよ。
なんと…
今日はすごい1日になりました…Apple Music @AppleMusicJapan にて#Ado #新時代 が
グローバルチャート 1位🥇に輝きました㊗️皆様日々たくさんの応援本当に
ありがとうございます〜😊🎊👇もっともっと聴く👂https://t.co/McqnZ6jKqU#OP_FILMRED #ONEPIECE #ウタ pic.twitter.com/WgRlS7eH4T
— Ado Staff (@ado_staff) August 11, 2022
(出典:【Ado】新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED))
平成ではまず考えられなかったことだと思う。
そう考えると、今まで歌姫と呼ばれてきたアーティストを基準とした歌姫はもう今後生まれないのではないかと思ってしまう。
勇者は何人いたっていい
このセリフでピンときた方。それだけで友達になれる気がします。大好きなんですよ、ダイの大冒険。
漫画「ダイの大冒険」で勇者ダイが勇者が1人という決まりはない、2人いたって3人いたって、100人いたっていいと言うシーンがあるんだけど、それが今の時代に合った考え方なのかなってこの記事を書いていてふと思った。
令和に突入してまだ数年しか経ってないけど、多分そういう時代なのかなって。
一人に決める必要なんてそもそもなかったんですよ。
adoではない?じゃあikura?それともあいみょん?山本彩?
もう全員令和の歌姫ってことでいいじゃない。
そもそも歌姫に定義なんてないんだから。
ではまた。
と、ここで終われば綺麗だと思うんだけど、やっぱり引っかかる存在がいる。
そう、米津玄師。
歌姫ならぬ歌彦(うたひこ)は存在してるんですよね。この事実だけは避けては通れない。
そんな言葉はないんだけど、もしあったらそうだと言い切れる程圧倒的な存在。楽器もできるシンガーソングライターにはなるけど、もうそこに関してはいいと思う。
補足だけど、姫を男で言うと「彦」。一瞬王子って言葉がよぎったけど、それを言うなら対象は王女だった。
これまで書いた内容も自分では間違いではないと思って書いた。でもさ。
「米津玄師がいるじゃん」
この一言で論破される。正直何も言い返せない。
おそらく、歌姫を決めるハードルが高くなってるだけというのが結論なんだと思う。
だから誰もが納得できる歌姫はきっと現れるんでしょう。
だって歌彦はいるんだもん。
ではまた、メロリアンのナークでした。