(出典:ナタリー)
ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!で年越しの恒例となっている笑ってはいけないシリーズ。
2017年は「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」
ヘイポー州立おまめ中央警察署を舞台に5人が過酷な試練に挑む。
毎年お茶の間に笑いを届けてくれるこの人気企画だが、欠かせないものがある。
そう、あの”デデーン”の効果音だ。
今回はこの効果音について書き綴りたいと思う。
目次
デデーンの効果音について
数ある効果音の中でもトップクラスの知名度を誇るこの効果音。
もし携帯の着信音にこの効果音が設定されていて街中でなったものなら、多くの方が振り返るだろう。
振り返ることはなくとも、頭の中でガキ使のメンバーの顔が瞬時に連想されることと思う。
それ程の人気と知名度を兼ね備えている笑ってはいけないシリーズ。
みなさんご存知の通り、この効果音はメンバーの誰かが笑ってしまい、○○アウトー!と宣言される前にならされる効果音である。
念のための補足だが、この○○アウトー!のナレーションはダウンタウン元マネージャーの藤原。
いつの間にかよしもとクリエイティブ・エージェンシーの代表取締役社長に就任してたけど。
あれにはさすがに驚いた。
この効果音の知名度が高いのは人気番組だからの理由他ならないと思う。
しかし言っても年に一度の企画だ。他にも理由はあるはずなのだ。
私が思った他の2つの理由がこうだ。
1.なる回数が多い
一つの番組で同じ効果音が使われる回数でいったら多分世界一なんじゃないかな。
そのくらい多い。必然頭にもデデーンの効果音がインプットされる。
どんな音でもあれだけ短時間にならされると嫌でも耳に残るものだ。
今までのおしりをしばかれた個人の最高回数は名探偵編による松本の331回。
もちろん放送されていない部分もあるし、この回数と放送中流れたデデーンの回数は比例しない。
しかし、それ程一つの番組でデデーンの効果音が使われるきっかけが多いのだ。
今年の絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!でもさぞ多くのデデーンがお茶の間に流れることだろう。
2.おしりをしばかれる音だから
笑うというのは本来健康にもいいとされえてるし、多くは楽しい時、面白い時に笑いはうまれるものだ。
それがお尻をしばかれるきっかけになるのだから冷静に考えると酷なものである。
このお尻をしばかれるシーンというのが非常にインパクトがある。
今ではケツバットが定番となったが、昔は竹刀や警棒でもしばかれていた。
吹き矢の時に至っては見ていてこっちがつらくなるほどだった。
このお尻をしばかれるきっかけになる音というのがやはりインパクトが強くなるのだ。
結果、そのインパクトの強さが耳に残る要因に繋がるんだと思う。
デデーンの元ネタについて
さて、このデデーンの効果音の元ネタではないかとささやかれている効果音がある。
もうご存知の方が多いと思うので今さら感が強いが、アニメ「ドラゴンボール」で使われている曲「悪魔のブロリー」の最初に流れてくる音だ。
ちなみにこの曲がリリースされたのは1993年。
笑ってはいけないのシリーズが始まったのが2003年。ちょうど10年のひらきがある。
この悪魔のブロリーの作曲を行ったのは青山県出身の作曲家、菊池俊輔。
この曲名の通り、ブロリーが初登場となった劇場版アニメ第11作「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」で最初に使われた。
この曲名にも関わらず、その後も多くの戦闘シーンでこの曲が使用された。
なのでドラゴンボールZが放送されていた世代の人間がこの曲を聴けば、誰しもが聴き覚えもある曲だろう。
最初に使われたこのデデーンのシーンのインパクトはとても強く、その後も数々のネタに使われ知名度は急上昇した。
本題の元ネタであるかについてだが、私は多分違うと思う。
まず、同じデデーンではあるが全然音程とかが違う。
調査材料や思い当たるものもないが、他にも何かしらのアニメや漫画の登場シーンとかで使われてそうな気がするし。
いくら情報化社会といえど、一つの効果音が最初に使われた時の証拠をつかむなど困難を極めるのだ。
しかし、他にないとするならばこの悪魔のブロリーがデデーンの元祖であり、元ネタとなる要素は十分にある。
でも、この悪魔のブロリーという曲が存在していなくとも笑ってはいけないのデデーンは誕生してたんじゃないかと思うのが正直な意見だ。
・・・何で一つの効果音に対してここまで真剣に考えてるんだろうとふと我に返りました。ふふふ。
デデーン。