(出典:M-ON!MUSIC)
知名度や拡散力って本当にすごい武器だなと最近つくづく思う。ただ「おはよう」ってつぶやくだけで何万もいいねを獲得できる破壊力、マジで驚異。
俳優や女優、アーティストやアイドルなど夢を追う職業を目指す際、何かしらの配信をまずは始めようとする気持ちはよく分かる。多くの人に知ってもらってるかってかなりの武器。
しかし知ってもらってからが本当の勝負。その知名度という名の武器をどう使うのか。
ピコ太郎は本当に最高の使い方をしたと思う。
目次
手洗い動画(PPAP~2020~)について
(出典:PPAP-2020-/PIKOTARO(ピコ太郎))
過去にPPAPが爆発的に流行ったのもまだ記憶に新しい中、そのPPAPにバッチリ標準を合わせて手洗いを世に広める動画を世に送り出してきたピコ太郎。
かなり入念に手洗いしてるし、後半はうがいなどにチェンジするかと思いきや再度手洗い。シンプルに手洗いのみを広めている。
うがいに切り替えるパターンがネタの構成上思いつかなかっただけなのかもしれないが、多分これでよかったんだ。別に無理にくっつける必要もない。
そしてラストはうまいことPPAPにまとめてフィニッシュ。最後のサングラスを外してからのカットの意図はよく分からなかったけど。
まあ私が気づけてなかっただけで何か重要な意図が隠されているのかもしれないが。
自分にできることをやろうとしてるのが伝わってくる。
進研ゼミが無償提供している「きょうの時間割」での朝の会では講師としてこの手洗い動画のレクチャーを公開。
(出典:YAHOO!ニュース)
一見楽しそうに手洗いしてるだけに見えて実は厚生労働省のマニュアルに沿った手洗い手順になっていると多くの方は気づけなかったのではないだろうか?
動画には広告もいれてないし、かっこいいというのは多分こういうことなんだと思う。
子どもにも分かりやすく、マネしたくなる動画
大人はね、小さい頃から手洗いうがいの教育をされてきただろうし、この時期は特に重要だということを分かっている。だから自主的にできる。
でもやっぱり子どもは違うじゃないですか?
分からないんです。
みさえがしんのすけに何度も手洗いしなさいと注意する描写があるように、その重要性が分からないんです。目の前のおやつに夢中。
そこにふたば幼稚園の園長先生登場。
ただ楽しそうに手洗いだけをするシンプル性と分かりやすさ。マネしたくなるテンポやリズム感。
子どもに見せるには最適の作りをしてると思う。
さすが普段園児を相手にしている幼稚園の園長だけある。
小難しい内容よりも、子どもにはこういった内容の方が確実に効果はある。
海外での人気
日本でももちろん有名なピコ太郎だが、逆に日本での人気が一番低いのではないかとまで噂される程海外での人気はすごい。
ジャスティン効果でPPAPが世界的ブームになった時なんかまさに一流スター。空港に降り立った時、レディー・ガガやトム・クルーズに見えてしまう程だと番組で放送される程。
少し盛っているようにも聞こえる表現だが、話半分に聞いても海外でのピコ太郎人気はすごいのだ。
そんな世界的に影響力のあるピコ太郎が誰でも気軽に見れるYouTubeで今回の動画を発信したという点がとても重要なのだ。
動画のコメント欄を見ても分かる通り、英語でのコメント率が非常に高いことが分かる。
国内だけなら他にも沢山いるかもしれないが、世界にむけての発信力、拡散力がある日本人となると正直かなり絞られる。
世界中の人がコロナの影響で困ってる中、最高の知名度の使い方をしたんじゃないかと思う。
ではまた、ライターのナークでした。