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東京オリンピックに向けた椎名林檎の東京事変再生への伏線が未来人レベル

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(出典:tokyojihen.com

2020年東京五輪・パラリンピックの開会式、閉会式の総合プランニングチームの1人に選ばれたシンガーソングライターの椎名林檎。

2016年のリオ五輪閉会式で音楽監督を担ったこともまだ記憶に新しい。

このように東京オリンピックとの関係性が非常に強い椎名だが、今回復活、いや、再生した東京事変の長年に渡る伏線回収も同時に大きな騒ぎとなっている。

一体どこまでが伏線だったのか?まだ回収は終わってないのか?

これは相当ヤバい。

目次

2012年閏日、東京事変解散

2012年に開催したラストツアー「Domestique Bon Voyage」の2月29日の日本武道館公演にてその活動の幕をおろした東京事変。

遅くてももうここから伏線はスタートしていた。

この解散後の同年8月29日にリリースされたアルバム「深夜枠」。

このアルバムは今まで東京事変がリリースしたシングルのカップリングが全て詰まったアルバムになってるんだけど、その最後に収録されてる曲に新曲が入ってたんですよ。

解散後なのにまさかの新曲。

アルバムに付加価値をつけたかったのもあるかもしれないが、かなり珍しい事例。

それが壮大すぎる伏線だと騒がれてるきっかけとなった当時の事実上最後の曲「ただならぬ関係」。

(出典:東京事変 - ただならぬ関係

解散後に公開されたMVなのにメンバー総出演という豪華な作品に仕上げてきたこのMV。

ご覧になってお分かりの通り、オリンピック色がかなり強いMVとなっている。

そしてこのMVが公開されてからおよそ4ヶ月後、東京オリンピックの開催が決定することになる。

偶然かもしれないが、東京オリンピックを予知、あるいは知ってたんじゃないか疑惑がここで発生。

1964年の東京オリンピックを表現してたのかもしれないが、解散後の新曲という異例な曲のMVということも重なって、思考の矛先はそこに向けられる。

 

そして、これは東京オリンピックに再び戻ってくるという伏線じゃないか?

4年に一度の閏年の閏日(2月29日)に解散したんだから、東京オリンピックが開催される閏日に再結成するんじゃないか?

つまりは2020年再結成。

多くの人の推理がここにたどり着く。

本当にそうなるんだから、これは騒がずにはいられない。

 

2016年閏年の出来事

解散後の最初の閏年。

この年も何かあるんじゃないかというファンの読みは見事に的中することになる。

バンドが東京事変

この年にリリースされた椎名林檎の「ジユーダム」のレコーディングメンバーがまさかの東京事変。

ジャケットにも東京事変のバンドのマークである孔雀がきっちり刻印されていた。

同年にオンエアされた資生堂のCMソング「MA CHERIE(マ・シェリ)」でもバンドを務めたのは東京事変。

もうこれは確実に狙っている。

 

2016年紅白歌合戦の演出

極めつけとなったのが紅白。

NHKホールではなく東京都庁前からの生中継でパフォーマンスを披露した「青春の瞬き」。

そのバックバンドには黒の衣装をまとった東京事変のメンバーが。大勢のファンが画面越しに沸いた姿が想像できる程粋な演出。

演題も「青春の瞬き-FROM NEO TOKYO 2016-」と意味深なもので、椎名本人も演出に関するコメントで「事変イヤーだったから」という発言で閏年に狙った演出だと証拠も揃った。

その実際のパフォーマンス時間も20時16分から20時20分。

本当見事としか言えない。

冒頭でも言った通りこの年はリオ五輪閉会式で音楽監修もしてたし、とにかく閏年、オリンピックとの関係性が濃い。

ますます2020年への期待は高まることとなる。

2020年閏年、東京事変再生

2020年1月1日、東京事変再結成。

沸いた。いや、待ってた。

(出典:東京事変ティザー映像「BRAND NEW INCIDENTS ▶2O2O」

「君の再生装置で蘇らせてくれ」

映像で流れてくるこのセリフに脳内物質が踊ったファンは多いだろう。

このセリフは椎名が解散前にも残したコメントで「能動的三分間」の和訳の一部なんだけど、その後発売された東京事変の全楽曲が入った「Hard Disk」のジャケットが再生装置だったのでそれでこの伏線回収は終わったと誰もが思ったはずなのだ。そう、はずだったのだ。

再結成という名の再生の伏線まで込められてるなんてこの時誰が予想できただろうか。

解散前にリリースしたミニアルバム「color bars」のジャケットの色がシンボルの孔雀に移り、行進する描写に切り替わる。

もう解散前からこの再生への伏線がはられていたとしか思えないのだ。

なぜ再結成ではなく再生なのかと疑問に思われた方も多いだろうが、こういった経緯があるからなのだ。

解散前から東京オリンピックを予知してたんじゃないかという噂にも再び火がついてるみたいだけど、それもこの壮大すぎる伏線回収の中のほんの一部の出来事。

総合プランニングチームの1人を担うことになったのも偶然とは思えない。

 

再生と同時に「選ばれざる国民」の配信もリリースし、閏日となる2月29日から全国ツアー「東京事変Live Tour 2020 ニュースフラッシュ」が開始。

もう回収が綺麗すぎて逆に引く。

一体どこからどこまでが伏線だったのか。未来を予知でもしてないとできないレベル。

もう東京事変というアーティスト名さえ伏線に思えてくる。

そしてリリースされた選ばれざる国民のジャケットの孔雀のマークにはloading…の文字。

これだけ見事な着地をみせてまだ準備中。

2024年の閏年にむけて更なる仕掛けをするつもりなのか。これ以上はもうないはずなんだけどな。怖い。

この最強バンドが私は怖い。

ではまた、ライターのナークでした。

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