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瑛人の香水がバズった理由に時代の流れを感じる

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(出典:UtaTen

 今の世の中本当にどのタイミングで世間からの注目を集めたりチャンスが訪れるか分からない。何でもそうだけど、そういったタイミングって人生で一度くらいは訪れたりするものだと思うんです。

 大事なのはその先。真に問われるのはその先の行動。どう受け止め、どう動くのか。歳を重ねれば重ねる程思い当たる節は多くなる。

 今世間では瑛人(えいと)に注目が集まってるけど、本当の勝負が始まるのは多分ここから。歳もまだ若い。今回は瑛人と香水について書いていきます。

目次

バズったきっかけはTikTok

 最近よくTikTokがきっかけってフレーズを聞くけどさ、TikTokって流行りの曲が決まる要素を含んだアプリなの?いや、正直TikTokに関する知識がまるでないから全然ピンときてないんですよ。

 もちろん私のアプリ欄にはTikTokは入ってない。ショートムービーとBGMを組み合わせた投稿アプリみたいなイメージなんだけど、それ以上の情報は一切知らない。今度インストールしてみようかな。気づけば世界中で数億人がやってるみたいだし。

 

 何やら瑛人が演奏する弾き語りをカバーした動画が大量に投稿されるようになって人気を集めるようになって、FANTASTICS from EXILE TRIBの公式アカウントで中島颯太も投稿したのがバズる大きな引き金になった流れみたいだけど、世の弾き語り好きを魅了する香りがする曲だったのかな。香水だけに。

 デジタル配信のみではあるけど香水がリリースされたのが昨年の4月なのに急にこれ程注目されるようになったのは本人も驚いただろうね。これが初リリースだったし、ましてやまだ大学卒業したてくらいの年齢。

 多分売れる為の曲の要素が近年で大きく変化していったんだろう。TikTokで言うと動画と合わせたくなる要素とか。そこにおけるアーティストの知名度要素はあまり関係なかったりとか。もちろん曲自体の魅力も必要だけどそういった変化の波を近年ひしひしと感じる。

覚える為に再生される香水

(出典:香水 / 瑛人 (Official Music Video)

 結果的にそういうことでいいんだよね?

 もちろん多くの人がカバーしてみたいと感じる曲だったというのがきっかけだったわけだし、曲自体の魅力、瑛人の魅力があってのバズりだったのは確か。カバーから入って本家にいった人も多いだろう。でも多くの人がカバーを始めたのがバズったきっかけとするならば、練習用に何度もリピート再生するのも再生数に大きく繋がってると思うんです。

 YouTubeは練習したり覚えたりするには最強の動画媒体だと思う裏付けもある。スマホ一台あればどこでも見れて聴けるし、再生にもっていくまでのスピードがとにかく早い。圧倒的に早い。練習用にリピートするなら現段階で最強の媒体。

 

 実際に香水を聴いた時の個人的な感想なんかを言うとですね、クセになるリズムだし声も好き。でも非常にシンプルで当たり障りのない曲といった印象。

 しかしだからこそ際立つ"ドルチェ&ガッバーナ"のサビのフレーズ。特徴的なのはやはりここ。近年バズる曲ってYOASOBIの夜に駆けるの"チックタック"の部分もそうだったように、一部分の中毒性があるフレーズが組み込まれている特徴があるように思う。

 別に他のフレーズを批判してるとかじゃなく、非常に上手い組み込み方だと思う。普通のジャブが続いた後に急に変則的なアッパーでうちぬかれたような感覚。フレデリックのような中毒性祭りでは味わえない別の中毒性がある。

 余談だけどこのドルガバの香水昔5年くらい使ってた。フルーティーな香りで個人的には一番オススメの香水。昔の噂だけどミナミのホストが一番愛用してる香水らしい。

 

 

芸人がマネをする風潮

(出典:香水/瑛人 MV再現 (covered by 瑛肩)

 あると思うんです。近年では特に。にしてもこのカバーの完成度は別格だけどね。最初口パクかとマジで疑ったよ。

 再生数に重点をおくとこの風潮の走りになったのは多分ガーリィレコードかな。やっぱ高井はただの天才だよ。

(出典:米津玄師の『Flamingo』を歌ってたら…

 だって普通に考えたら本家をディスってると捉えられるんじゃないかと不安になるじゃないですか。本業は芸人なわけだし。他にも著作権関係の問題。事務所間の問題。収益関係の問題。不安になる要素はおおいにあるから、芸人がこの分野に足を踏み入れるのは躊躇するはずなんです。

 でも結果だけを見ると大半の人はこの参入を受け入れ、評価する風潮になっている。香水だけに限らず、近年バズっている曲にはこういった第三者による様々な後押し的な要素が絡んでいる。昔はテレビの主題歌に選ばれたとかラジオのヘビロテに選ばれたくらいだったと思うのに。なんていうか、時代ですかね。

ではまた、ライターのナークでした。

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