邦ロック好きの2人が運営する音楽ウェブマガジン

メロリアン

インタビュー

蒼衣栞にインタビュー!結月ゆかりで作曲活動する音楽クリエイターに色々聞いてみた

投稿日:

 

残念ながら顔出しはNGとのことなので、ぼかし入りの写真を提供してもらいました。

蒼衣栞は私の古くから知る知人なのだが、一言で言うと音楽をやる為に産まれてきたような男だ。

とにかく演奏できる楽器の幅が広すぎる。俺が5人いればなーと学生時代にボヤいていたんだけど、これは俺が5人いればバンド組めるのになーという意味。

学生の立場でこれ程楽器が多彩だった人物を私は彼とシンリズムくらいしか知らない。しかもどの楽器もかなりの腕前。

そんな彼が蒼衣栞名義で何やら作曲活動をしてるということなので、ちょっくらインタビューしてきました。

以下インタビューです。

目次

曲作りについて

ー結月ゆかりで曲作りを始めようと思ったきっかけってある?

蒼衣:元々曲作りが好きで、どんな曲を作りたいって考えた時にジャズ系の曲を作りたいとなと思って、探したら結月ゆかりに行き着いてコレだと思ったのがきっかけやね。

ー結月ゆかりで曲作りを始めてからはどのくらいになるの?

蒼衣:去年の3月に始めたからだいたい一年4ヶ月やね。

ー曲作りをする時に何か意識してることとか心がけてることはある?

蒼衣:とりあえず自分の好きな音。低音が好きだから、低音域は強めにしている。あと、楽曲の要になってるのってドラムのスネアの音だと俺は考えてる。だからスネアの音の存在感を出そうと努力してる。

ー作詞に関しては依頼も多々してるみたいだけど作詞は苦手だったりする?

蒼衣:少し苦手ではあるけれども、自分で表現したいと思った曲に関しては自分で作詞している。作詞してもらう人のこう思ってるとか、こう表現したいってのは違う目で見れるからすごく刺激になる。自分が考えつかないようなことがそこにはうまれてくるから、すごく刺激をもらってる。

ー今まで作ってきた曲の中で一番思いいれの強い曲ってある?

蒼衣:やっぱり一番最初に投稿した曲かな。Goodbye My Throne(グッバイマイローン)。

ーそれはどんな曲?

蒼衣:ボーカロイドの曲って、ロック系やテクノ系やEDMであったり、割と現代にそった感じの曲調が多いんだけど、ジャズ系で攻めた曲に仕上がってる。どんなに偉い人やすごい人でも立ち止まるんじゃなくて、そこからもう一歩二歩先に進めるんじゃないかという意味が込められた曲になってる。

 

雑談

 
ーtwitterのプロフィールでも、楽器系統は割りと何でもやるって書いてたけど、具体的に今どんな楽器ができるの?

蒼衣:ドラム、ベース、ギター(エレキもアコギも)、キーボード、オルガン、ピアノ、トランペット、トロンボーン、ホルン、ヴァイオリン、コントラバス、これぐらいかな。

ーすごいな!その中でも一番得意な楽器は何?

蒼衣:オルガンかな。レッスンで10年くらいやってたから。

ーレッスンで10年はすごいな。音楽は普段どんな曲を聴くことが多いの?

蒼衣:ロック、ポップス、ジャズ、割と聴くのはそのあたりかな。

ー具体的なアーティストとかはいる?

蒼衣:キーボーリストの窪田宏(くぼたひろし)。この人の曲はよく聴いてる。
曲の作り方をコピーしてよく学ばせてもらった。あと菅野よう子。

これからの展開について

ーこれから先、基本的には結月ゆかりで作曲活動を続けていくのがベースになるんかな?

蒼衣:うん、そうやね。今のスタンスで活動を続けたうえで、一人でも多くのファンを増やしていきたいかな。ファンとまではいかなくても、この人の曲いいなって思ってくれる人が増えたら嬉しい。
それで収入を得たいって訳じゃなくて。

ーじゃあ収入がなくてもずっと続けていきたいってこと?

蒼衣:うん。誰かに作曲の依頼をされてお金いくら必要ですか?って言われても、そこは基本的に無償で提供していきたい。

ー本当に?向こうからの依頼なら少しは要求してもいいかなと思っちゃうんだけど?

蒼衣:こっちは意識としてはプロとしての意識をもちたいけど、でもそれは意識の話で曲のクオリティがプロのレベルかって言われたら自分はそうじゃないと思うから。お金をとってもいいかもしれないけど、お金をとってそれで生計を立てたいって気持ちはあんまりないかな。貰えるならもちろん嬉しいけど、どっちかというと曲を聴いてよかったですよって言ってもらえる一言の方がお金を貰うより重要だと個人的には思ってる。

ーじゃあ今後作曲の依頼があれば無償で提供していきたいってこと?

蒼衣:そう。ただ報酬を貰わない代わりに、求められる全ては再現できませんよっていうのが大前提。プロっていうのはそれが実現できる人。例えばファミレスでカレーを頼んでるのにオムライスが出てきたらお金を要求できない。それと同じようなこと。必ず顧客の求めてるものを完遂してプロ。お金をもらうってやっぱりプロだから。俺はそういうものかなって思ってる。

ーなるほどなー。素敵な考えだと思います。最後に、活動する上で何か目標としてることとかはある?

蒼衣:かなり大きいけどいいかな?

ーもちろん。でっかくいきましょう。

蒼衣:世界平和です。

ー世界平和!?それはどういうこと?

蒼衣:例えば世界で戦争をしていて、それで救えるものは何かって考えた時に、全部自分の為なんじゃないかなって。それってすごく傲慢なんじゃないかなって。昨日まで銃を持ってた人も何かのきっかけでこの人の曲いいな、この人みたいに銃じゃなく楽器に変えてみようかなって思ってもらえたらなって、言ってみれば戦争放棄やね。

ーそれを曲を通して意識改革させるってとんでもない影響力やね。

蒼衣:それを今までできた人は誰一人としていなくて、もし成功してる人がいるならこんなに戦争は起こってないんじゃないかなって。

ー例えばベースの人がギターの音を聴いてギターに変更したいとかなら分かるんだけど、戦争と音楽って少し結びつきが弱い気もするんだけど?

蒼衣:けど、人の気持ちを動かすのってやっぱり言葉だから。俺が曲を作るうえで大事にしてるものがもう一つあって、それが人間らしさ。人間ってかっこいいとかかわいいとかそういうものじゃなくて、それはあくまで表面上のもので、その下に隠れてるものが本来の人間らしさかなって。人間てこんなに醜いんや?何で俺はこんなことをしてるんや?って反面教師になれたらなって。ちょっとこじつけかもしれないけど。

ーなるほど。楽曲を通して戦争放棄への意識改革をしていきたいんやね。

蒼衣:大きく言えばそうやね。すっごい恥ずかしいけど。

ーじゃあこれからもその大きな目標に向かって頑張っていって下さい。今日はありがとうございました。

蒼衣:ありがとうございました。

-インタビュー

Copyright© メロリアン , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.